かごしま国体 灰雨のなか陸上がスタート 東京五輪選手も登場

かごしま国体 陸上

13日から、鹿児島市で陸上競技がスタート。延期となった地元国体で、感謝の思いを胸にレースに臨みました。13日は、東京オリンピック出場選手らも登場しました。
(記者)「降灰の影響残るなか始まったかごしま国体後半戦。陸上競技は、初日から県勢の活躍が期待されています」
小・中学生の応援団も駆け付ける中、県勢、13日初の表彰台は出水中央高校3年の飯田翔大選手でした。
少年男子A5000メートル、序盤、先頭で引っ張ると、終盤は集団の動きに対応。ラストスパートで順位を上げ、3位を掴みました。
(出水中央高校3年 飯田翔大選手)「ラストスパートは絶対勝ち切ろうと思ってスパートしました」
そして特に歓声を集めたのは、成年女子100メートル、南九州ファミリーマート所属の鶴田玲美選手。午前中の予選は、緊張していました。
(南九州ファミリーマート 鶴田玲美選手)「朝一番のレースで難しいところもあったのですが・・・」
それでも、シーズンベストの11秒53で準決勝へ。スタンドには、職場の同僚も駆け付けました。
(職場同僚)「初めて見た!鹿児島の誇りです」「決勝も頑張ってほしい」
準決勝ではタイムを伸ばし、自己ベストに100分の2秒に迫る記録で決勝に進んだ鶴田選手。
11秒49で準優勝。延期となった地元国体で、支えてくれる人への感謝の思いを走りで伝えました。
(南九州ファミリーマート 鶴田玲美選手)「選手紹介前からたくさんの声が聞こえて、こんなに多くの人に応援してもらえて走れるのは、願っても走れないので幸せです」
このほか県勢では、少年女子A3000メートルでジェプチルチルブレンダ選手が準優勝など、合わせて2選手が入賞しました。

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