高校バスケ・ウインターカップ県予選 男子は10年ぶり鹿児島工業V

全国高校バスケットボール選手権・通称ウインターカップの鹿児島県予選は11月8日、サンアリーナせんだいで男女の決勝が行われました。

女子の決勝は、鹿児島女子とれいめいの対戦。

高さのれいめいに対して、鹿児島女子がスピードで対抗。
前半は一進一退の攻防で48-46とれいめい2点リードで折り返します。

第3クオーターも激しく攻守が入れ替わる展開のなか、鹿児島女子がディフェンスからの速攻で徐々にリード。第4クオーター、れいめいが強みのインサイドで追い上げを見せますが、鹿児島女子も要所で冷静にシュートを決め、結局89-87で逃げ切りました。
鹿児島女子が2年連続のウインターカップ出場です。

鹿児島女子の畠田キャプテンは「新型コロナでインターハイが無くなった時は心が折れそうになったけど、ウインターカップがあると信じて『走る』練習を頑張ってきてよかった。全国大会でも走るバスケを徹底したい」と涙ながらに話していました。

一方男子の決勝は、1月の新人戦で準優勝のれいめいと、4位だった鹿児島工業の対戦。

序盤から両チームともに厳しいディフェンスを徹底し、前半28-23で鹿児島工業リードというロースコアの展開。

後半開始直後、れいめいは、花田の連続3ポイントなどで追いつきますが、鹿児島工業もスピードあるパス回しでれいめいディフェンスを翻弄し、ゴール下から那須や中野が得点を重ねます。徐々にリードを広げた鹿児島工業が69-58でれいめいを下し10年ぶりのウインターカップ出場を決めました。

鹿児島工業・中俣キャプテンは、「身長が低くても全員でリバウンドを意識して、セカンドチャンスを決められたのが勝因。もっとディフェンスを磨いて、全国に挑戦したい」と話していました。

ウインターカップ・全国高校バスケットボール選手権大会は12月23日から東京で行われます。

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