【垂水市ふるさとウィーク2日目】薩摩ボタンを作る室田志保さん

ポニー号より脇野です🐿
垂水市ウィーク2日目の今日は、垂水市で薩摩ボタンを作っている室田志保さんのところへお伺いしてきました!

世界や日常がギュッと詰まった薩摩ボタン

江戸時代末期に薩摩藩が倒幕に必要な軍資金を得るためにつくられたといわれる薩摩ボタン。豪華で色鮮やかなボタンは海外で人気になったそうですが、国内ではほとんどその存在が知られず作り手もいなくなっていきました。

もともと白薩摩焼の窯元で絵付け師としてはたらいていた室田さんは、雑誌に載っていた薩摩ボタンに魅了され2005年にアトリエを構えてボタン作りを開始。
ボタンに描かれてる当時の生活観、風景、空気感が伝わってくるところに感動した。」とおっしゃるとおり、わたしも一つひとつのボタンを食い入るように見てしまいました。

ひとつのボタンが完成するのに2,3週間かかるそうですが、それまでのデザインを決めるのがいちばん大変なんだとか。デザインのアイディアはお風呂やトイレ、キャベツを切っている最中など日常のあらゆるところで思いつくそうです😊

自分が作っているボタンも100年後はアンティークになる

企業や個人などさまざまな注文を受ける室田さんですが、モダンなデザインでも薩摩焼の技法を取り入れるように気をつけているとのこと。
今残っているものはそのときには新しいものだった。自分がいま作っているものも100年後にはアンティークになる。未来に残しても恥ずかしくないものをこれからも作り続け、日本全国・世界に向けて発信していきたい。」とお話してくださいました。
室田さんが魅了された先人たちの薩摩ボタン。今度は室田さんの作ったボタンが100年後の人を虜にしているんだろうなあと思いました。

 

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