鹿児島のお盆に欠かせない!『かいのこ汁』について♪
ポニー1号から薗田です♪
お盆ということで、家族・親戚で集まって食卓を囲む方も多いと思います。鹿児島ではお盆の食卓に『かいのこ汁』が並ぶのが、鹿児島のお盆の風物詩ですよね♪
今日は、かいのこ汁を作っている真っ最中のご自宅から中継をお届けしました♪
お話を伺ったのは仲間則美さんと、娘さんの郁子さん!毎年、お盆にかいのこ汁を作っているんだそうです♪
鹿児島の方は「呉汁(ごじる)」とも言ったりしますが、冷たい味噌汁のような料理で、お盆の精進料理として作られます。お盆には、このかいのこ汁と赤飯に箸を添えて仏壇へお供えします。鹿児島では給食にも出たりするので若い方も知ってる方が多いんじゃないでしょうか?
かいのこ汁の由来なんですが、「粥の子」がなまったものなんだそうです。お茶請けのことを「お茶の子」と言うように、お粥の添え物を「粥の子」と言うそうで、そこからだといわれています。
材料は、粗く砕いた大豆、油揚げ、こんにゃく、みがしき、ナス、カボチャ、ゴボウ、ネギ等・・・この材料を入れて味噌汁のように作っていくそうです。
また、精進料理なのでダシは使わないんだとか!大豆、油揚げ、ゴボウがダシの役割を果たすそうで、これを入れないと美味しくならないそう。
郁子さんは則美さんに、則美さんはお嫁に行った先でお姑さんから教えてもらったそうで、皆さん家庭の味を引き継いで作るそうです。
完成したものを頂きました!味はお味噌汁に似ているんですが、お味噌より甘い!お砂糖が入っているのかな?と思う程です。しかしこれはカボチャの甘さなんだとか!素材本来の良さがグッと引き出されていました❤︎
かいのこ汁は鹿児島ならではの料理であり、鹿児島のお盆の風物詩だと思うので、この機会にぜひ皆さんで食卓を囲んで、食べて頂きたいと思います♪