ブラインドランナーズ、鹿児島マラソンに挑戦!

毎週金曜日は、社会福祉法人 鹿児島身体障害者福祉協会 スポーツ情報課長で鹿児島県障害者スポーツ協会事務局長の前田 究さんにうかがう。
今回の話題は、2月13日(火)の南日本新聞・21面「視覚障害者4人、フルに出場」という、鹿児島マラソンに関連する記事。
視覚障害者の陸上競技サークル『ブラインドランナーズ』から4人のランナーが鹿児島マラソン2018に挑戦する❣
鹿児島県では伝統的に視覚障害者のスポーツが盛んで、視覚障害者の野球「グランドソフトボール」や音の出るボールを打ち合う「サウンドテーブルテニス」の人気に並び、陸上競技の愛好者も多い。
そんな、鹿児島県の視覚障害者スポーツ界の立役者であり、自身も視覚障害者で現役の陸上選手でもある三雲 明美さんが、『ブラインドランナーズ』の代表を務めている。三雲さんは、陸上競技の全盲クラス、女子100m、200mの元日本記録保持者で、国際大会でもメダルを獲得し、国際視覚障害者スポーツ連盟の日本代表も経験した。
また、昨年、愛媛県で開催された全国障害者スポーツ大会では、鹿児島県の旗手を務めたほか、陸上競技で2つの金メダルを獲得した、まさしく鹿児島の障害者スポーツ界の“レジェンド”だ。自身が経験したスポーツの素晴らしさを、同じ視覚障害者の方に味わってほしい!と始めたのが『ブラインドランナーズ』の活動だ。
当初は短距離の挑戦が多かったが、現在は県内各地、全国各地のマラソン大会やジョギング大会にも参加している。
視覚障害のあるランナーにとって重要なのが、伴走者の存在だ。
現在、県障害者陸上連盟の伴走部会に15名が登録していて、その他にも見習い伴走者という形で参加している人もいるという。
鹿児島マラソンでは、3回目の開催となる今回から、世界的なルールを取り入れ、視覚障害のあるランナー1人に対し、途中交代で2人の伴走者の参加を認めた。
ブラインドランナーと伴走ロープで繋がるガイドランナーが、障害者の『目』となり、力を合わせて駆け抜ける姿を鹿児島マラソンでも見られる。

車椅子マラソン選手であり、鹿児島市スポーツ推進審議委員でもある前田さんは、今後、鹿児島マラソンに車椅子ランナーも出場できるよう実行委員会に呼びかけている。
🗣「障害のあるなしにかかわらず参加できるユニバーサルな大会になってほしい。」と前田さん。
鹿児島マラソン・・・・回を増すごとに色んな人の想いも重なり、もっともっと熱くなっていきそうだ👍✨
 
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