今日は、いろは歌の46番目の「せ」の歌をご紹介します。
善に移り 過れるをば 改めよ 義・不義は生れ つかぬものなり
まず、言葉の意味から。
- 「善に移り 過れるをば 改めよ」とは、間違いを犯したならば、すぐに改めなさいと言う意味。
- 「義」とは、真っ直ぐな正しい道のこと。「不義」とは、義の反対で、正しくない、誤った道のことです。
- 「生れ つかぬものなり」とは、「生まれつきではない」という意味です。
善に移り 過れるをば 改めよ 義・不義は生れ つかぬものなり
歌の意味です。
誤ったことをしたらすぐに悔い改めて善いことをしなさい。
人の善し悪しと言うものは、生まれつきではないから、必ず改めることができるものだ。
要するに、生まれつきの悪人は存在しないのだから、悪いことをしたならば、すぐに反省して過ちを悔い改めることが大切であると諭したのが「せ」の歌なのです。
善に移り 過れるをば 改めよ 義・不義は生れ つかぬものなり
この歌 あなたの明日のお役に立てれば幸いです。
それでは、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日ごわんそ!