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妙円寺詣り その4

今週は、先月末に行われた鹿児島三大行事の一つ「妙円寺詣り」に参加してくださった皆さんの声をお届けしています。今日は鹿児島市立 石谷小学校区の皆さんです。

130名という大人数を引率していらした、あいご会長の久木崎さんにお話を伺いました。

「今日は妙円寺遠行13回目になります。
今の子供たちはこのような長い距離を歩くということもしませんし、この妙円寺詣りは鹿児島の3大行事でもありますので、そこを思い、ぜひ石谷校区の子供たちにこういうことを経験してほしい。

長い距離を歩く、昔の妙円寺詣りがなぜ起こったのか?ということは最初に説明してるんですが、郷中教育の一環にもなるんじゃないかなあと思いまして、こういう風に続けております。

石谷校区は11地域ありますけど、その中で10地域、130名の大人とこどもで歩いてきました。無事にここまで歩いてきて、おとなになって、『あ、妙円寺参り歩いたな』っていう思いは通じていると思います。中にはもう6回歩いているって子もいます。やはり、続けていけたらいいのかなあと思います。」

同行していた伊藤先生は・・・

「歩いてる最中に地域の方であったり、同じ学年でない子も一緒に歩くので、子供同士の信頼関係であったり、縦のつながりも広がってきてるのかなあと思います。
また、この妙円寺参りに参加することによって、地域の歴史にも触れることのできるいいチャンスなのかなあと思います。」

参加した小学生のかいとくんは。

「えっと初めてなので、疲れてもいるんですけど、楽しかったです。みんなとおしゃべりしながら、遠いところまでやってきて、それを達成する感が楽しかったです!」

 

確かに参加されていた大人の皆さんに伺うと、小学校の頃のこうした原体験から、大人になってもう一度参加したい、と思われた方は多かったようです。
また、かいとくんが感じた「達成感」。とても大事なことですよね~。

地域で子供を育むあいご会や先生方の温かな目線と、「こどもたちに伝えたい」という想い。きっと今回参加してくれた石谷小学校区のみんなにも伝わったことでしょう。

妙円寺詣りのインタビュー、明日はかわいい子供たちが登場します。お楽しみに。

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