いろは歌

いろは歌「し」(42番目の歌)

今日は、いろは歌の42番目の「し」の歌をご紹介します。

舌だにも 歯のこわきをば 知るものを 人は心の からましやは

まず、言葉の意味から。

  • 「舌」とは、口の中にある「舌」のことです。
  • 「歯のこわき」とは、歯は強くて、固いという意味です。
  • 次に、「人は心の からましやは」の「無からましやは」の意味は、無ければならない言う意味です。

舌だにも 歯のこわきをば 知るものを 人は心の からましやは

歌の意味です。

舌でさえ 歯が固くて強いことぐらいは知っているので、決して歯から噛まれることは無い。
ましてや、人ともあろうものが相手を見る心が無くて良いのだろうか?いや、なければならない

と言った意味で、よく相手の立場を考えて、気持ちを察するよう心がけることが大切だと諭しています。


舌だにも 歯のこわきをば 知るものを 人は心の からましやは

この歌 あなたの明日のお役に立てれば幸いです。
では、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日めにっごわんそ!

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