いろは歌

いろは歌「お」(27番目の歌)

今日は、いろは歌の27番目の「お」の歌をご紹介します。

思ほへず たごうものなり 身の上の 欲を離れて 義を守れ人

まず、言葉の意味から。

  • 「思ほへず」とは、思わず。
    たごうものなり」とは、人の道に外れたことや進む道が違うこと。
    つまり「思ほへず たごうものなり」とは、「思わず人の道に外れたこと」。
  • 「身の上の 欲」とは、私利私欲のこと。
  • 「義を守れ」の意味は、正しい道を歩むことです。
思ほへず たごうものなり 身の上の 欲を離れて 義を守れ人

歌の意味です。

人間というものは、私利私欲があると思わず欲に引っ張られて、人の道から外れた行動を取ってしまいがちである。
だからこそ、自分の欲望を捨てて、正しい道、道義を守ることが、正しい振る舞い。
つまり、自身の欲望を捨てる、それが人の生きる道と教えているのです。

思ほへず たごうものなり 身の上の 欲を離れて 義を守れ人

この歌 あなたの明日のお役に立てれば幸いです。
では、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日めにっごわんそ!

いろは歌「の」(26番目の歌)前のページ

いろは歌「く」(28番目の歌)次のページ

関連記事

  1. 薩摩の教え

    西郷南洲遺訓 第1条「人の上に立つ者の心構え」

    明治維新から150年の今年、維新の力を生んだ「薩摩の教え」を改めて皆さ…

  2. その他

    お便り ご紹介⑤

    今週は、ラジオをお聞きの皆さんからいただいたメッセージの中からご紹介し…

  3. 薩摩の教え

    西郷南洲遺訓 第41条「常に備えを怠ってはならない」

    明治維新から150年の今年、維新の力を生んだ「薩摩の教え」を改めて皆さ…

  4. 薩摩の教え

    郷中教育8

    先週から薩摩の青少年教育「郷中教育」についてご紹介しています。昨日…

  5. 薩摩の教え

    郷中教育24

    今週も薩摩の青少年教育「郷中教育」についてご紹介しています。これま…

  6. 薩摩の教え

    自顕流

    明治維新から150年の今年、維新の力を生んだ「薩摩の教え」を改めて皆さ…

PAGE TOP