今日は、いろは歌の17番目の「れ」の歌をご紹介します。
礼するは 人にするかは 人をまた さぐるは人を さぐるものかは
まず、言葉の説明から…
- 「人にするかは」とは、人にするものであろうか?の意味。
- 「かは」とは、反語です。反語とは、例えば「表面では、賞めていても、裏では悪く言うなど、反対の意味をもたせる」言葉です。
- 「さぐる」は、見下す、軽蔑するという意味です。
礼するは 人にするかは 人をまた さぐるは人を さぐるものかは
歌の意味ですが…
礼や礼儀は、他人に対してするものであろうか?いや、そうではない。自分にするものだ。
同じように、他人を見下すのは、自分を卑下するのと同じことだ。
要するに他人に礼儀を尽くすことによって、他人から尊敬されるから、それは自分に礼するのと同じことだよ、との訓えです。
番組の冒頭で、毎日、菩薩日新公と言っていますが、その菩薩とは、仏の法の語=仏語で悟りを求める人のこと 修行の出来た御仏に近い人を言います。
日新斉は、お坊さんではなく私たちと同じ一般人。その方が菩薩と呼ばれてきたということは、普通の生活では出来ないことをしてきたわけです。それだけ日新斉は仏の道を歩まれたということでしょうか?
礼するは 人にするかは 人をまた さぐるは人を さぐるものかは
この歌 あなたの明日のお役に立てれば幸いです。
では、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日ごわんそ!