夏休みこども企画、今週は親子で自顕流に取り組んでいらっしゃる土屋さんご一家をご紹介しています。
実は土屋さんのお子さんは3人とも3歳から自顕流を始めたんだそう。一体どんなきっかけで、なぜ自顕流だったのでしょうか?
(お父さん)「もともと弱かったり、ぐずぐずしてなかなか行動に移せない自分にカツを入れようと始めました。
子供を育てるにあたって、「まじめに勉強しなさい」「一生懸命やりなさい」といっても無理なので、背中を見せるということを実践しようと思って始めました。
弱い自分に打ち勝つことが目的だったんですけれども、結果としてそこに子供を巻き込んでしまったということです。」
なるほど。
(お父さん)「子供には正しいことを教えないといけないと思っていますが、自分が果たして正しいことを教えられるかわからない。そういうことから、幼稚園の時、小学校の時、おじいさん、おばあさんから教えてもらった、「嘘をつくな」「挨拶をしなさい」「ありがとうといいなさい」「人に迷惑をかけなさんな」ということを、教えていかないといけないなと思っていたところです。
自顕流の場では自分が無心になって、よこしまな心も全くなく打ち込むことができます。その姿を背中で見せることができる、自分が正しくあれる場であるので、私も、そして子供も巻き込んでいるところです。
休みたい、きついとお子さんは言いませんか?
(お父さん)「3歳から始めましたけど、小さいころは裸足が嫌だといったり、おなかが痛い、頭が痛いといいましたけれども、それで休むことを教えていませんので…、そういったことは一度もありません。」
そんな厳しい稽古ですが、終わると必ず立ち寄るところがあるんだとか。
(お父さん)「毎稽古の後なんですけど、必ず私と子どもと温泉に行くようにしてます。厳しくしつけた稽古の後は、必ず温泉にてノーサイドで、ジュースを飲みながら、水を飲みながら、ゆっくりとくつろいで体を寄せ合うように、私の家では心がけています。」
オンオフの切り替えですね。子供たちはこの時間をとても楽しみにしているそうですよ~。
さあ、こんな親子の姿を見守るお母さんは、どんなふうに思ってらっしゃるんでしょう?続きはまた明日。