ととナビvol.223 ミズン
8月に深海魚、ミズウオ⬇をご紹介しました。
🙇🏻:「暑い夏に、水がしたたる刺身。あれは私も初めての経験でしたね。本当に、煮ても焼いても食べられない魚でしたけど、すり身ならどうにかなると思いましたね。でも残念ながら、まだあれ以降手に入れることができていないんですよ。」
かわりに・・・といっては何ですが、今日は、よく似た名前の魚を紹介してくださるそうです、ね?先生
🙇🏻:「それはミズンです。鹿児島の言葉は短くなるのでミズウオをミズンと言うんじゃないですか? …それはないですか?」
・・・ないでしょうね
そしてこれがミズンです👇🏻
・・・なんかよく見るかんじ・・・
そうです、ミズンはイワシの仲間なんです。つまり、ニシン目ニシン科の魚です。深海魚ではなく、沿岸の浅いところにすんでいます。
🙇🏻:「なぜ、私が今日、この魚を紹介するのか、…もうおわかりですよね。」
💆🏻:「わかりましぇん」
🙇🏻:「えっ?(わからないんですか😔)今日、10月4日はイワシの日なんですよ。」
イワシの仲間にはたくさんの種類の魚がいます(マイワシやカタクチイワシが有名。キビナゴもそう)が、ミズンは「南のイワシ」なんだとか。
鹿児島県の内之浦が現時点での分布の北限で、沖縄でたくさん獲られている魚です。
沖縄でイワシといえばミズン。「みじゅん」とも呼ばれています。
🙇🏻:「わたしは ”I am Jun” ですけどね」
はいはい
10~15㎝くらいの小さな魚で、スーパーでも売られている沖縄では普通に食べられている魚です。
🙇🏻:「ミズンは鹿児島県内(奄美地方)でもとれます。以前、奄美大島の古仁屋にある魚屋さんに、売り物にならない、いらない魚を送ってほしいとお願いしたところ、雑魚を1箱送ってくれたんですね。その中に入っている魚で一番多かったのがこのミズンだったんですよ😥。
その時はまだ食べたことがなかったので、うれしかったですね。「雑魚の中にも宝あり」ですよ。でも、実際はうれしさ2割、悲しさ8割でしたよ。なぜミズンを食べないで捨てるのか😡という気持ちですね」
こういった小魚は定置網などにたくさん入るものの、捨てられるか、養殖魚のエサにされるか・・・。
天然の小魚で育った養殖魚を食べるのもいいですけど、
天然の小魚そのものを食べる文化を創りたいですね。
で、大富先生は、ミズンの南蛮漬けを作って食べましたよ。
🙇🏻:「もちろん、骨ごと頭から食べられて、おいしかったですよ。九州本土ではなかなか食べられないですが、奄美では食べてほしいですね。獲れますから。
キビナゴな好きな鹿児島県民には、きっと受け入れられる魚だと思いますよ。
「見ずん知らずの魚」なんて言わないでくださいね。」
🙋🏻:はーい