ととナビvol.146 オオコシオリエビ
新学期が始まりましたね。鹿児島大学水産学部では今週から授業が始まりました~。
鹿児島大学には九つの学部があるんですが、水産学部はその中でも学生の出身地が全国に散らばっている学部。つまり全国区の学部というわけです。
そんな県外出身の学生たちがまずはしなければならないことはというと・・・?
🙇🏻:「家探しですね。彼らは入学すると同時に「ヤドカリ」になるんですよ。」
・・・・😪
というわけで、今週はたかえび漁で獲られるヤドカリのお話なんですってよ、みなさん。
まずはこちらをご覧下さい。
「…ん? これがヤドカリ?」
🙇🏻:「これはオオコシオリエビです。普段はしっぽの部分をおなかの方に折り曲げているのですが、写真を撮るために伸ばしました。あざやかな朱色の体に白いしっぽがオオコシオリエビの特徴ですね。」
腰を折り曲げているからコシオリエビ・・・わかりやすいですよね。
「・・・って、それってエビじゃないの?・・・」
🙇🏻:「オオコシオリエビは、十脚目・異尾下目、つまりヤドカリの仲間です。そして、チュウコシオリエビ科オオコシオリエビ属ですから、中くらいなのか大きいのか、ややこしいですね。」・・・・😵
写真の個体は体長7㎝、はさみの先からしっぽの先までは15㎝以上はあったそう。
まずは素揚げで食べました。丸ごとバリバリと・・・
とても香ばしかったそうですよ。
そしてこちらは味噌汁。ソコダラの仲間も入れたので「深海魚汁」ですよぉ~。
オオコシオリエビから甘い出汁がよく出て絶品でした!!
🙇🏻:「オオコシオリエビのお味は5段階評価の4です。獲れる量は少ないですが、出荷対象種になることを期待しましょう。これを食べれば腰が曲がるまで長生きできますからね。」
・・・・・・・・・・ほんまかいな