ととナビvol.337 カナド
今月ご紹介している鹿児島の「うんまか深海魚」。
定義は、「生息水深帯が200mを超える魚介類で、鹿児島の海で漁獲されたもの」(水深200m以上の海が深海)です。
「鹿児島のうんまか深海魚ございます」のポスターのあるお店で「うんまか深海魚」料理を提供していますので、皆さんもぜひ、ポスターを目印におでかけくださいね。
お店はメニュー開発する研究所。お客さんは食べることで地魚、深海魚を学ぶことができます。
そしてそれを食べた皆さんは、鹿児島の深海魚のおいしさを、まだ食べたことのない人たちへ伝えていただきたいと思います。
これを、一過性ではなく持続的に、生産者から消費者までみんなで、展開していければ・・・
鹿児島は西の深海魚王国にきっとなれるはず!。。。
それではその「うんまか深海魚」の中から、今日は少し珍しい魚をご紹介しましょう。
ホウボウ(これも「うんまか深海魚」の一つ)の仲間、カナド です。
大きさは20cmを超えるくらい。薩摩半島沖のたかえび漁や錦江湾のとんとこ漁で時々網に入りますが、今までは全く流通していませんでした。
大富先生:「カナドといえば・・・、思い出すのは、何年か前にさかなクンが鹿大に来たときに、私たちが調査に使っている南星丸に案内したんですが、そのときに「僕、カナドが好きなんです!」って言っていたことですね。」
カナドはしっかりとした白身の魚。
煮付けやから揚げなどもおいしいですが、お刺身もおいしいそう。
たしかに頭のあたりのフォルムはさかなクンが好きそうな感じ・・・
口に入れるととろりとして、しこしこ感もあって、甘みも旨みもあるそうです。
皆さんもぜひ、「うんまか深海魚」のあるお店で、そのおいしさを体感してみてください!!