ととナビvol.336  鹿児島の「うんまか深海魚」料理を食べよう!

先週ご紹介した「かごしま深海魚研究会」。

これは、大富先生が、地魚の普及に強い思いがある水産仲卸売会社・株式会社田中水産と、深海のたかえび漁の基地である南さつま市と、タッグを組んで結成したものです。

 

そして、先生の20年以上にわたる研究生活のなかで築き上げた漁業者の皆さんとの信頼関係と、多くのお店の方々のご賛同のおかげで「うんまか深海魚」プロジェクトが始動しました。

これに先駆け先月の15日、お店の方々を対象にした、理念の説明と深海希少魚試食の会が行われました。

 

鹿児島の深海で獲られた魚がすでにたくさん出回っていることや、混獲されても海上投棄されている未利用魚がたくさんいることを、まずはお店の板前さんに知っていただき、未利用魚を食べていただくところから、プロジェクトはスタートしました。

 

当日は、錦江湾産カゴシマニギスのから揚げキュウシュウヒゲの素揚げ南さつま産スミクイウオのすり身ナゲットマルヒウチダイ、カゴシマニギス、キュウシュウヒゲの南蛮漬けカゴシマニギスとマルヒウチダイのにぎり寿司南さつま産アカカサゴのみそ汁をご試食いただき、プロの板前さんたちからも高い評価を得たそう…。

 

こうして、「うんまか深海魚」プロジェクト(有用種と未利用な希少種を織り交ぜた、鹿児島の海で獲られる深海魚のメニュー展開)は、先月の20日にスタートしました。

つまり「うんまか深海魚」を提供するお店が「かごしま深海魚研究所」。

そしてお客さんには、地元の深海魚を目と舌で学んでいただくというわけです。

 

「うんまか深海魚」が食べられるお店、つまり「かごしま深海魚研究所」のリスト(現時点)は以下の通りです↓

 

大富先生:「我々の合い言葉は「みんなで鹿児島を西の深海魚王国にしよう!」。東の深海魚が静岡駿河湾なら、鹿児島は西の深海魚の町なんです。まずは鹿児島の皆さんに地元の海が深海魚の宝庫であることを知っていただき、ゆくゆくは全国に知らしめたいという強い意気込みを込めて展開します。皆さん、鹿児島の周りの海にはおいしい深海魚がうじゃうじゃいることを知ってください!」

 

関連記事一覧