「ひつじのショーン」の世界へようこそ
毎週金曜日は、県外のお出かけ情報。
今回は、大人から子どもまでファンが多い『ひつじのショーン』の企画展をご紹介!
宮崎市の繁華街・橘通りにある、みやざきアートセンターで開催中の
「アードマン・アニメーションズ設立40周年記念 ひつじのショーン展」について
学芸員の池部貴恵さんにうかがった。
『ひつじのショーン』は1話7分のショートアニメで、
羊のショーンとその仲間の動物たちが牧場で巻き起こす大騒動と、
それに振り回される牧羊犬ビッツァーや、牧場主の日常を楽しく描いた「クレイ・アニメーション」作品だ。
「クレイ・アニメーション」とは、特殊な粘土で作られたキャラクターやセットを
少しずつ動かして1コマずつ撮影する。そして、コマをつなげて「動く」映像にしたもの。
…と説明するのは簡単だが、何とこの技法、1秒間のアニメを作るのに25コマの撮影が必要で、
1日に6秒程度の映像しか作れないのだそうだ。
ドタバタ可愛いキャラクターたちと、イギリス流ジョークが面白いアニメの裏側に、
根気のいる作業があるとはびっくり。
また、この展覧会は「アードマン・アニメーションズ40周年」記念ということで、
「ウォレスとグルミット」(アカデミー賞4回受賞)などの作品に使われたセット、パペット、小物も展示される。
まるで今にも動き出しそうなキャラクターや、見ているだけでお腹がすいてくるような
本物さながらの豪華な料理セットもある。
注目してほしいのが、わざと見えるように展示されているセットの裏側だ。
スタッフたちの落書きなど、普段は見ることのできない“本当の裏側”に出会える。
1月28日(日)まで開催。
1月2日(火)には、ショーンの可愛いグッズなどが当たる新年運試し福引チャレンジもある。
大人もテンションあがっちゃう、超かわいい「クレイ・アニメーション」の世界をのぞいてみてはいかがでしょう。
開館時間:10時~18時 休館日:12月31日(日)・1月1日(月)
入場料:一般1100円、中高生700円、小学生500円
問い合わせ:0985-22-3115(みやざきアートセンター)
12月15日11時40分ごろ放送 「たんぽぽ倶楽部 」 たんぽぽお出かけ隊より