誰でもなるの?気になるゲーム依存症ってなに?
世界のゲーム愛好者23億人のうち2~3%が依存症?
今年の6月、世界保健機構(WHO)が「ゲーム障害」を、新たな疾病のひとつとして発表しました。
“ゲーム依存症”の症状とは?
食事やお風呂、睡眠の時間を惜しんでゲームをしてしまったり、学校や仕事に行くよりもゲームを優先してしまう。
健康状態や人間関係、さらに成績や仕事の成果が悪化しても、なおゲームを優先してしまう状態。
海外では座りっぱなしの状態でゲームをし続けたため、エコノミークラス症候群で死亡した例もあります。
ゲーム依存症は、ゲームをしている人は誰でもなりうるもの?
全員がなるわけではありません!!!
その時の「人間関係」や「生活環境」が関係してゲームに依存してしまう場合も。
射幸性(しゃこうせい)
のめり込む要因の一つ。
ゲームに課金することでレアなアイテムを手に入れることができたり、ストーリーがより刺激的になるなど。課金することで高揚感を得られるのでやめられない。
また、ゲームの内容はアップグレードされ、新しいアイテムやストーリーが追加されるため、ゲームの終りがありません。
オンラインゲーム特有の連帯感
インターネットを通じてプレイする「オンラインゲーム」では、仲間と一緒に物語を進める場合は「自分が居ないとグループに迷惑をかけてしまう」という気持ちを刺激され、辞められずに依存してしまう。
ゲーム依存は治療できるの?
ゲーム依存を治療する外来もあるそうです。
また、ゲーム依存には未成年者がなりやすいというデータもあるので、まずは親が子供のゲーム時間をしっかり把握するのは必要だと思います。
「eスポーツ・ゲーム」と、「ゲーム依存症」は、イコールで考えてしまいがち。
アルコール、ギャンブルなど他の依存症と呼ばれる疾病と同じく、ゲーム依存症も「ゲームを取り上げる、ゲームをさせない!」が解決ではなく、
周りも協力して、なぜゲームにここまで依存してしまったのかという問題点から解決していく必要があるようです。
「ゲームが悪い・怖い」わけじゃない
今年はeスポーツ元年ということで、ゲームの話題を耳にしたり目にする機会が多くなるかと思いますので、
ぜひ、リスナーの皆さんには「ゲームが悪い・怖い」わけではなく、ゲームに依存してしまう原因があり、それを解決することで依存症を治療できるということも知ってもらえたらと思います。