市電でタッチ決済スタート!
今回は10月31日のMBCニュースから、鹿児島のデジタルな話題を紹介したいと思います。
【MBCニュース・10/31】
鹿児島市電 クレカ・スマホで支払いOK 実証実験11月1日から
鹿児島市電の運賃は現在、現金や独自のICカード「ラピカ」で支払われていますが、11月1日からクレジットカードなどを使ったタッチ決済の実証実験が始まります。
(記者)「お使いのクレジットカードを触れるだけで、小銭無し、チャージなしで支払うことができます」
というわけで、鹿児島市電では、今日からタッチ決済機能がついているクレジットカードで専用の機械に触れるだけで支払うことが可能になります。
「タッチ決済」とは?
タッチ決済とは、コンタクトレスとも呼ばれていて、非接触型の決済になります。
コロナ禍で小銭などのお金を触らない支払い方法、「スマホ決済」など、非接触という形がずいぶん身近になりましたよね。
タッチ決済の良さは、「ぴ!」と、かざすだけで決済できるところです。
機械に差し込んで、暗証番号を入力して、伝票出力して、サインして~と、いくつか工程のある通常のクレジットカード決済と比べると、非常に手軽です。
これまで市電は現金か「Rapica(ラピカ)」での支払いでした
これまで市電は、現金かラピカでの支払いでした。
ラピカは定期券やチャージ券として利用している方も多いかと思います。
市電や市バス、南国交通バスなど、県内の交通機関で使えるところもいくつかありますが・・・これ、みなさんご存知の通り県内でしか使えないんです。
つまり県外から来る方は当然ラピカを持っておらず、鹿児島の市電やバスにのる場合は現金でしか払えないという事態になります。
ところで、来年は鹿児島で国体などもあり、県外から来る方や、海外から観光で来られる方が増えると予想されます。
そんな中での対応として、今回市電でのタッチ決済利用の実証実験をするそうです。
ただし、タッチ決済は、全てのクレジットカードでできるわけではなく、タッチ決済機能がついているカードのみ。
また当面はVISAカードのみで、来年春にかけて対応できるブランドや車両を増やしていく予定だそうです。
利用してみたい方はカードを確認してください。
対象車両も全てではなく、市電の全55両の車両のうち、25両で実証実験が始まります。
公共交通機関あるあるだと思うのですが、大きいお金しかなくて両替ができず、さらに小銭が足りなくて、周りの乗客の方に協力して両替してもらう…なんて経験をおもちの方もいるのではないでしょうか。
ちょっとほっこりしつつも大変慌てる事態ですが、今度からはタッチ決済機能のついたカードが有ればそんなあるあるも回避できます。
タッチ決済は、海外では決済手段の主流になっている国もあるので、海外から鹿児島に訪れた方にとってもかなり決済がスムーズになるかもしれませんね。
電車での移動も観光の一つとして楽しんでいただきたいですね。