ととナビ vol.188 エツ
🙇🏻:「皆さーん、来週の水曜日は何の日かご存知ですか? 先週は私の計算間違い(?)で失礼いたしました。来週こそは、我らが恵津子さんのお誕生日です!」
懲りない、屈しない男、大富潤💪🏻
先週はカレンダーを見誤って大失態(←ご本人談)を演じた先生ですが、今日は気を取り直してまた挑戦します!!
🙇🏻:「今日こそ恵津子さんのためにいるといってもいい、とても貴重な魚をご紹介します。ただし、鹿児島にはいない魚です。それと、漁期は今ではなく、基本的に5月1日から7月20日までに限られています。有明海の、筑後川下流域と河口域でのみ獲られている、本当に希少な魚です。」
💁🏻:「君の名は?」
🐟:「えつこ・・・・じゃなくて エツ 。」
いい名前でしょ? 大きさは30㎝くらいで、ニシン目カタクチイワシ科、つまりカタクチイワシの仲間。ナイフのような、えつこのような(研ぎ澄まされたボディの??)魚です。
有明海はムツゴロウは有名ですが、それだけではありません。そこでしか手に入らない魚介類がたくさんいる、本当に魅力的な海なんです。
「流し刺網」という漁法で獲られますが、このエツ漁は筑後川の初夏の風物詩。産卵のために海から川をのぼってくるところを獲ります。獲り過ぎになるといけないので、漁期が厳しく制限されているんだそう。
🙇🏻:「エツは小骨が多いんですが、恵津子さんは小言が多いですね。(←こらぁ👺)
なので、刺身で食べるときは細く切るのがコツなんですよ。脂があって甘くておいしいですよ。」
🙇🏻:「塩焼きもいいですね。細かく骨切りをして、丸のまま焼きます。もちろん、煮付けもおいしいです。」
上の煮つけも、細かく骨切りがしてありますよ~
🙇🏻:「15㎝くらいの小さなエツ(えつこ!)もいるんですけど、そんな小型の個体は小骨が気にならないので、から揚げや南蛮漬けがおすすめです。
頭から丸ごと食べられて(💦)、とてもおいしいです。」
潤、攻めてます・・・(大丈夫?・・・😥)
エツは鹿児島では手に入りませんが、福岡県の柳川市周辺では5月から7月の漁期の間はスーパーにもならぶそう。意外にもそれほど値段の高い魚ではなく、あらかじめ骨切りをした状態で売られていることもあるんだとか。それなら自宅でも料理できそうですね。
また、柳川にはエツ料理を食べられるお店もあります。柳川に行かれる機会があったら、ぜひ産地でエツを召し上がれ。でも今ではなく、5月から7月にね。
🙇🏻:「エツもエツコも、大切にしなければならない貴重ですばらしい生き物なんですね~。」😌