夏休みに気をつけたい「SNSの使い方」

警視庁の「サイバーパトロール」とは?

夏休みに気をつけてほしいのが「SNSの使い方」です。
警視庁では、「インターネット・スマートフォン等のトラブルから子どもたちを守るために」ということで、サイバーパトロールを通じて補導された少年と・同世代の中高生に行ったアンケートを公表しているので、ご紹介したいと思います。

【警視庁】インターネット・スマートフォン等のトラブルから子どもたちを守るために

「補導」と聞くと、夜の繁華街を歩いている学生に声をかけるイメージがありますが、サイバーパトロールは「インターネット上で行うパトロール」になります。
ウェブサイト、ネットの掲示板、SNSなどを警察が閲覧して、違法な情報がないか、子どもたちが犯罪に巻き込まれる予兆がないかを見回る活動になります。

サイバーパトロールのアンケートを見ると

サイバーパトロールで補導された少女は「毎日ヒマだ」「一人でいると落ち着かないことがよくある」と感じる割合が、中高生と比べて高いという結果がでています。
「新しい刺激がほしい・一緒にいる人」を求めて、ネットを使ってしまう傾向があるようです。

また、「お金がなくても楽しく遊べる」と思う割合が低く、手っ取り早くお金を稼ぐ方法として、アルバイト感覚でパパ活や援助交際を求める書き込みをしてしまうそうです。

ネットを通じて性犯罪に巻き込まれてしまうケースも・・・

アンケートでは「周りに相談できる人がいない」と感じる割合も高いです。
ただ、この「パパ活」は「相手」が居なければ成り立ちませんし、その相手は大人になります。もちろんコレは女の子だけが被害に合うものではありません。男の子も被害に合う場合があります。
夏休みは特に学校が休みになり「ヒマ」や「寂しさ」を感じやすい時期でもあるかもしれません。

もし、SNSで【あれ?】と気になる投稿を見つけたら

もし、リスナーのみなさんがSNSを使っていて「ちょっと危険だな、大丈夫かな?」と心配になる投稿を見つけたら「インターネット・ホットラインセンター: IHC」を利用してほしいと思います。

IHCでは、私たちがネット上で見かけた投稿を情報提供することで、警察やプロバイダ、フィルタリング業者と情報提供するサービスになります。
もし投稿を見かけても「どうしよう」と悩まず、まずはインターネット・ホットラインセンターや、鹿児島であれば鹿児島県警のサイバー警察に相談するなど、周りの大人が子どもたちを守っていきたいですね。

インターネット・ホットラインセンター

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