ととナビvol.329 ヒウチダイ
先週は、鹿児島でも「たかえび漁」の時に一緒に獲れる、のどぐろと同じ仲間のスミクイウオという魚を紹介しました。
その「たかえび漁」でターゲットになっている「たかえび」(標準和名ヒゲナガエビ)
鹿児島では「たかえび」ですが沼津では「本えび」と呼ばれる高級えび。
そして、同じくたかえび漁でとれる「めひかり」(標準和名アオメエソ)は、沼津では「とろぼっち」と呼ばれています。
駿河湾は「水深2500mの日本一深い湾」といいますが、漁場の水深は鹿児島のたかえび漁とほぼ同じ300~400mくらい。
なので、鹿児島でも沼津に負けない深海魚が獲れるのは不思議ではないんです。
・・・で、今週ご紹介するのは ヒウチダイ 。
駿河湾では「あぶらごそ」と呼ばれ、寿司種になっています。一方、鹿児島では、残念なことに低利用魚。
小さい魚ですが、ほどよく脂ののった白身の魚です。
今回はから揚げで食べました・・・
大富先生も、次は生で食べようと思っているそう。
このような魚が鹿児島でも普通に流通してほしいものです。
そのためにも、まずは知ることから。皆さん、まずは、
鹿児島に深海があること、
そこには深海魚がいること、
その深海魚はおいしいこと、そしてそれは
未利用魚として食卓に上ることなく捨てられていること
・・・を知ってください。
鹿児島を、静岡に負けない「深海魚の町」にしようではありませんか!?