TOYOTA街角ステーション「YANO CAKE TEN MOKU」

今週もお聞き頂きましてありがとうございました。

トヨタ街角ステーションレポーターの鶴園直子です。

今回は、ドライブ途中におすすめのテイクアウトグルメをご紹介しました!

お伺いしたのは鹿児島市照国町。

照国神社の近くにお店を構えます、

「YANO CAKE TEN MOKU」です。

オープンから今年で23年目を迎える小さなケーキ店。

お店を切り盛りするのは、こちらのケーキも手掛ける矢野武さんです。

元々は、矢野さんのご両親がなさっていた、串木野のギャラリーカフェがその始まり。

30数年前、

お父さんが手回しの焙煎で丁寧に淹れる、深煎りのコーヒーに合わせるケーキを、

お母さんが作り始めたのが始まりで、

お父さんのコーヒーと共に、このお母さんのケーキも評判となり、

22年前、鹿児島市内にケーキのテイクアウト専門店をオープンされたそうです。

入り口を入ると、真っ赤な花柄のクロスが印象的な内装になっていて、

どこかヨーロッパのカフェに迷い込んだような、ステキな装いになっています。

ショーケースには、定番のチーズケーキをはじめ、人気のブラウニーや季節のタルトなど、

常時15種類ほどのケーキが並びます。

見た目が派手なケーキはありません。どちらかといえば、シンプルで素朴な見た目。

ケーキに使うヨーグルトやサワークリーム、ジャムなどは手作りされたり、

果物や野菜は旬のものを使うようにしているのが、MOKUのこだわり。

どのケーキを食べても、作り手さんの優しさや、丁寧な作業が伝わってくるようなケーキです。

そんなケーキの中で、長年根強い人気を誇るケーキがあります。

それが、今回ご紹介する「バナナケーキ」。

このバナナケーキは、カフェを開いた頃からお店を支え続けてきたケーキで、

30年ほど前、お母さんがいろんな本を見て勉強しながら、試行錯誤して生まれた、

お母さんのオリジナルレシピで作られています。

たっぷりのバナナと、アクセントに刻んだくるみが入ったバナナケーキ。

見た目はいたってシンプルなんですが、

食べるととても濃厚で味わい深い、リッチな感じのバナナケーキになっています。

このリッチ感の秘密は、たっぷり入った生クリーム。

一般的には生クリームを入れないことが多いそうなんですが、

MOKUのバナナケーキは、濃度の高い「純生クリーム」をたっぷり入れて作るので、

仕上がりの味がまろやかになるのだとか。

もう1つはバナナの量。とにかくたっぷり入っています。

直径12センチのちょっと小さめの丸い型で、いつも1度に4台焼くのだそうですが、

4台でなんと1キロものバナナを使用!

1ピースに1本弱位のバナナが入っている事になります。

ほぼバナナ。

また、完熟しすぎたバナナを使うと、柔らかく、焼きあがりの形が崩れてしまうので、

あえて完熟する前のバナナを使っていらしゃるそう。

さらにバナナの食感を残るよう、あまりつぶしすぎないように、

へらでサクサクと切ったものを生地に混ぜ込んであるそうです。

実際に頂きましたが、ふわふわのケーキというよりは、

バナナ独特のねっちり感のある、とてもしっかりとした食感の濃厚ケーキ。

粉っぽさが全くありません。

砂糖の甘さではなくて、バナナのナチュラルな甘さなので、毎日食べても飽きないケーキです。

お客様からも、「バナナの量が多い」、「バナナを食べているみたい」、「バナナよりおいしい」など、

根強いファンが多いバナナケーキです。

どこかで食べたことがあるような、懐かしいケーキ・・・、

なんだけど、このバナナ独特のねっちり感は初めての感覚。

皆さんも1度、味わってみてはいかがでしょうか?

<場所>  鹿児島市照国町。照国神社近く。お店の軒先にかかる、赤いテントが目印。

<営業時間> 昼11時~夜6時

<定休日> 月・火曜日(祝日は営業)

<お値段> 1つ 310円(1ホール 1200円)

<お問合せ> 099-224-7045

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