TOYOTA街角ステーション「霧島菓子処森三」

今週もお聞き頂きましてありがとうございました。
トヨタ街角ステーションレポーターの、鶴園直子です!
今週も、私が見つけてきた、おすすめのテイクアウトグルメをご紹介します!

今回はスイーツ♪
今回伺ったのは、霧島市国分中央4丁目。
京セラの国分工場近くにお店を構えるお菓子屋さん「霧島菓子処森三 国分中央店」です。


森三と言えば、
国分に2店舗、姶良に2店舗、鹿児島市内に3店舗を構えていらっしゃいますので、
ご存じの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
創業はなんと明治42年!
今年が111年目、老舗のお菓子屋さんです。
創業時は和菓子の製造・販売をされていたそうなんですが、
現在では和菓子を始め、ケーキや焼き菓子などの洋菓子まで、
たくさんの種類のお菓子を手掛けていらっしゃいます。


そんな数あるお菓子の中で、この時期絶対に欠かせない存在が、
大人気の「いちごロール」だと思います。
季節限定の商品でありながら、
森三といえばいちごロールと言われるほどの看板商品です。

実は私も10数年前、
このいちごロールの噂を耳にして、姶良のお店に車を走らせたのが初めての出会いでした。
詳しいお話を「霧島菓子処 森三 国分中央店」の田代節代さんに伺いました。

このいちごロールが誕生したのは今から30年程前。
お客様のご要望から生まれました。
当時地元で先生をされていた女性からの要望で、
ご自分の結婚式に出席してくれる子供たちへの引き出物として、
子供たちが喜んでくれるケーキを作ってもらえないかというご相談。
いちごとスポンジと生クリームを使って、
いちごのショートケーキをロール状に出来ないかという発想から生まれたのが、
この「いちごロール」なのだとか。
すると、そのいちごロールをもらったお客様が「このケーキを買えませんか?」と次々とご来店。
たくさんの反響もあって、ついに商品化することになったのだそうです。
当時、ケーキと言えばバタークリーム主流だった時代、
生クリームを使ったロールケーキは珍しかったこともあって、
噂は瞬く間に広がり大人気に!
お店の外まで行列ができたそうです。
作る職人さんたちも大忙し。
腕が腱鞘炎になりながら、1日中いちごロールを作っていたそうです。
季節限定商品でありながら、今でも年間40000本を売り上げる、大人気商品です。
森三のいちごロールの特徴、まずはふわふわの生地!
フランス菓子の「ビスキュイ」(軽い食感の細長い形をした焼き菓子)をアレンジした生地になっています。
このいちごロールを考案した森三の社長さんが、このビスキュイ生地が大好きで、
修行時代からいつかこの生地を使ってみたいと思っていたのだそう。
ポイントは、生地を作る際卵黄と卵白を別立てする事。
そうすることで、ふんわりとした軽い食感に焼きあがるそうです。
外側に少しさっくり感があって、ほんのり香ばしい生地。
切った断面がお花のように、でこぼことしているのも特徴です。

生地がとても軽いので、食べやすくて、いくらでもたべられちゃう感じです。
そして「いちご」。
大隅のいちご農家さんが摘みたてのいちごを届けて下さっています。
ケーキを巻くときに、果肉がつぶれないよう、実がしっかりしているいちごで、
少し酸味があって、しっかり甘みもあるいちご。
生クリームに負けない、おいしいいちごです。
生クリームは、乳脂肪分の違う生クリームを4種類ブレンドしたものを使っています。
ミルク風味は強く、脂肪分は低く。
コクがあって濃いのに、意外とさっぱりしています。
ほんのり香ばしいふわふわの生地と、ちょっと酸味のある粒の大きいいちごに、
ミルク感のあるさっぱりクリームが相まって、
全体として、とてもさわやかないちごロールになっています。
ちなみに、こちらのいちごロールの販売は、5月初旬頃までを予定されているそうです。
6月頃から、練乳ソースの白いロールケーキ「シロくまロール」が登場するそうです。
夏ですね~!
皆さんも1度、さわやかないちごロールを召し上がってみてはいかがでしょうか?

霧島菓子処森三 国分中央店
<場所> 霧島市国分中央4丁目。京セラの国分工場の近く。
<営業時間> 朝9時~夜8時
<定休日> なし(元日除く)
<お値段> 1本 1470円。
<お問合せ> 0995-47-7000
※来週は、ネッツトヨタ南九州与次郎中央店におじゃまします!来週もお楽しみに!

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