【放送日】2017年12月18日
ショートストーリー(夫と妻の会話から)
妻:結局、いくら手元に残るのかねぇ・・・
夫:お母さん、どうしたの?
妻:給付金の話よ
夫:給付金?
妻:知り合いがB型肝炎ウイルスに感染したから給付金がもらえるらしいのよ
夫:でもさっき、「いくら手元に残るのかねぇ」って言っていたけど、
どういう意味なの?
妻:あのね、給付金をもらうためには訴訟をしないといけないわけよ
夫:うん
妻:訴訟を起こすとなると、その費用がかかるから、
結局いくら手元に残るのかなぁって思っていたとこなの
夫:なるほど確かに、訴訟にすごく費用がかかるのに、
給付金がちょっとしかもらえないんじゃ、困るもんねぇ・・・
【平松弁護士の解説】
B型肝炎ウイルスの給付金の支給額は、病気の状態によって変わり、50万円から3600万円と幅があります。あくまでも参考ですが、最も高い3600万円が支給されるのは、B型肝炎で死亡した場合、もしくは肝ガン、重度の肝硬変になった場合です。
慢性のB型肝炎になった場合は、300万円から1250万円。感染はしているものの症状が出ていない方については、50万円の支給が受けられます。
訴訟を起こす場合、弁護士費用の一部は国が負担してくれるため、依頼者の負担は少なくて済みます。B型肝炎ウイルスでお困りの方はまずはお気軽に弁護士にご相談ください。