今週は「子どもを褒めて伸ばしたい」と思っているというお母さんからの質問です。
子どもを褒めて育てるという考えはある時期からありましたが、最近では褒めてばかりでは、育つことは難しいという考えかたになっているようです。
そこで、大事なのが、子どもたちには、「お手伝い」ではなく「仕事」をさせるということ。
お手伝いは、「お願い」をしていることになります。
そうではなく、家族の一員として、家族としての役割を果たすことが大事なんです。
例えば、遊んだあとの片付けは、自分の当たり前の仕事。
片付けまでが一連の仕事だという「ルール」を、子どもと一緒にしっかりと確認することが大事なんです。
小さい頃の教えは「一生もの」です。
とくに3歳くらいまでが重要なんです。
子どもは「褒める」ではなく、「認める」こと。
子どもが「できたー」と喜んでいたら、「すごいねー、いい子だねー」と言うと、子ども自体を褒めていることになります。
そうではなく、「出来てよかったね、片づけまでできて、お母さんは嬉しい」と共感しましょう。
そして、家族の中に自分の仕事があるということは、自分は家族の一員であるという自覚と共に、家族の役にたっているという喜びが生まれます。
この思いが、大きくなった時、世の中の役に立つ仕事がしたいという考えに結びついていくのです。
小さい頃の家庭での教育ってとても大切なんですね。
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