毎月、最後の週は礼儀作法を教えていただいています。
今月もとても大事な内容です。
最近は「いただきます」や「ごちそうさまでした」をきちんと言えない若い人もいるという話です。
日本では、「全ての物に命が宿る」と考えられてきました。
箸はその命・すなわち食べ物をつなぐものです。
「いただきます」は、「ご馳走をいただきます」ではなくて、「命をいただきます」ということなんです。
このことは、私たち人間は常に意識して生活していかないといけないですよね。
動物だけではなく、野菜もそうです。
「私たちは箸を介して命あるものをいただいている」
そうした感謝の気持ちを持つことで、日本人は独自の箸文化を形成してきました。
お箸はとても大事なんです。
そこで、食事の仕方を今一度しっかり確認しておきましょう!
食事の用意をする時、箸を横一文字に置きその奥に食器を並べます。
また、食事をいただく側は、食事の席に着いたら感謝の心を表す一礼をします。
その後、右手で箸の中ほどを取り、一旦ひざ元に引き寄せてから、左手を添えて正しい姿勢になります。
これが「箸がまえ」で、「いただきます」の感謝の表現です。
それに、御馳走の「馳走」は、その用意をするために走り回って集めて来た人がいたわけです。
そういう意味での感謝の気持ちも込めるましょう。
みんなが楽しめるように、みんなが礼儀作法を共有することが大切です。
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