はじめての郷土料理

けせん団子

「けせん」はニッケとかニッキと呼ばれるニッケイ属の木で、昔は鹿児島の庭先でよく植えられていました。
葉を二枚一組にして団子を挟んで蒸しあげると、蒸し器の蓋を開けた瞬間、独特のさわやかな香りが立ち上がります。

協 力:NPO法人 霧島食育研究会
レシピ:千葉しのぶ理事長

材料 8~10個分

材料
分量
団子粉(米粉、もち米粉でもよい)
100g
さらしあん
100g
砂糖
100g
少々
150㏄(加減する)
けせんの葉
20枚

作り方

1

団子粉、さらしあん、砂糖、塩を合わせる。
★この時、よもぎをいれても◎

2

水を少しづつ加えながら耳たぶ状程度の硬さにこねる。
★さらしあんによって加える水の量に差があるので、都度調整する。

3

②を8~10等分にし、けせんの葉の形に合わせ丸める。
★けせんの葉には殺菌作用があり、傷みにくくする効果がある。

4

2枚の葉ではさみ、蒸気の上がった蒸し器で10~15分ほど蒸す。
★けせん団子とかからん団子は、使用する葉が違うだけ。かからん葉にも団子を傷みにくくする効果がある。

ポイント

★けせんの葉には殺菌作用があり、傷みにくくする効果がある。
★材料によもぎをいれても◎

「こしあん」を使う場合

作り方は「さらしあん」のときと同じです

材料 8個分

材料
分量
もち米粉
100g
砂糖
40g
こしあん
70g
50㏄(加減する)
けせんの葉
16枚