台風について

これから本格的なシーズン「台風」についてお伝えします。
「台風」というのは、熱帯低気圧が発達したものですが、世界では、発達した熱帯低気圧をこのように表現しています。
インド洋や太平洋の南半球がわでは「サイクロン」。東経180度から北アメリカ、大西洋までの北半球に中心があるものは「ハリケーン」と呼ばれます。そして東経100度から東経180度、北半球の太平洋の西側に中心があって、中心付近の最大風速がおよそ17メートル、17.2メートル以上に発達した熱帯低気圧を「台風」と呼びます。ハリケーンが東経180度線を超えて西へ進んで「台風」に変わる場合もあります。

そして、この「台風」の夏から秋にかけての主なコースを示したものがこちらです。
台風は太平洋高気圧の位置や勢力、そして、偏西風がどこを吹くかによってコースが左右されます。南海上で発生した台風は、太平洋高気圧のヘリをまわって日本付近に北上し、偏西風の影響を受けて、スピードを上げて日本付近を縦断するようなコースをとることが多くあります。もちろん、このコースをとらない台風もありますが、特に8月・9月は発生数、日本付近への接近・上陸ともに多い月です。

そして、1951年からの「台風」の上陸数のランキングです。鹿児島県は今月8日に枕崎市付近に上陸した台風9号までに、42個が上陸して、2位に大きく差をつけて、ダントツの上陸数となっています。

地球温暖化によって、日本付近を通る台風の速度が遅くなり、日本の南海上で猛烈な台風の割合が増えると予想されています。
今年も本格的な台風シーズンを迎えます。できる所からしっかりと備えていきましょう。

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