「大気の状態が不安定」とは?
今回のお天気防災スイッチは寒気によって大気が不安定になる仕組みをふりかえります。
上空に寒気が流れ込むと、冷たい空気に覆われます。一方で、地上付近に暖かく湿った空気が流れ込んだり、日射で地表の空気が熱せられたりすると、上空との気温差によって、暖かい空気はどんどん上昇することができるようになります。この状態が大気不安定です。
大気の状態が不安定になると雨雲が発達し、雷を伴うような積乱雲が発生します。
大気の状態が不安定になりつくりだされる積乱雲が近づくときはサインがあります。
- 真っ黒い雲が近づく
- 雷の音がきこえる
- 急に冷たい風が吹く
このようなサインがあらわれた場合、落雷や雹が降るおそれもあります。
頑丈な建物内に避難するなど、安全確保に努めることが大切です。