土砂災害警戒情報について
今回は「土砂災害警戒情報」を、おさらいしておきましょう。
先週からの大雨でも種子島や十島村に発表された「土砂災害警戒情報」。大雨警報が発表された後、命に危険が及ぶ「土砂災害」がいつ発生してもおかしくない状況になると市町村単位で発表されます。土砂災害警戒区域などを指定する「県」と、雨の観測や予測を行う「気象台」が共同で発表します。
この「土砂災害警戒情報」は、警戒レベル4の「危険」に相当します。危険な場所からは避難が必要とされる情報です。
30年前の「8・6水害」があったころには、この「土砂災害警戒情報」という情報はありませんでした。その後、技術の発達で、2005年全国に先駆けて鹿児島県で運用が始まり、2008年に全国で運用が始まりました。
土砂災害から命を守るためには、まず、平常時に土砂災害の危険がある場所を把握すること。そのうえで、大雨警報や土砂災害警戒情報、市町村からの情報に注意すること。そして、早目に避難することが大切です。