「雨傘・日傘の最新情報」
台風シーズン真っ只中です。外に出られないくらいの雨では意味がありませんが、傘をさして歩くことも多い時期です。
今回の山口プロモーションでは雨傘・日傘の最新情報をお送りします。新しい傘、どんなものがあるのか想像や検索などしながら聞いてみてください。
雨傘
強い風にも耐えられる傘、画期的な形の傘、ポケットに入れられるほど小さな折り畳み傘、缶コーヒーほどの軽さの折り畳み傘、さすだけでウキウキするようなデザインの傘など雨傘も進化しています。
耐風傘(たいふうがさ)
以前山口プロモーション(2016年6月4日 第10回)でも少しお話ししましたが、強い風にも負けない、耐える風の傘と書いて「たいふうがさ」と読む傘があります。東急ハンズ鹿児島にも売られていて、かごしま4の中継で何度が紹介されていましたよ。空気力学による風に強い構造になっていて、風を受け流してくれる形になっています。形はメーカーによってさまざまなのですが、たとえば、露先が滑らかな曲線になって上から見たら星形のようだったり、風に向かって正面側は骨が短く、後ろ側は長くなっていたりしています。また、骨が強く折れにくいものや、柔らかいものなどで強風に耐える傘もあります。
さかさまにさせる傘
クルマの乗り降りに着目した画期的な傘です。この傘は開き方、閉じ方が全く逆になります。花のつぼみが開くように傘が開き、水滴を内側に閉じ込めるように閉じます。そして、濡れた面が内側にくるため、車の中などを濡らしません。表にも裏にも傘の布がついているので、2色遣いになっていて、デザインも素敵でしたよ。先ほどもお話ししましたが、クルマに乗り込んだ後に傘を閉じることができます。ギリギリまで傘を差しておくことができるのはいいですね。降りる際もドアを少しあけるだけで傘を開く事ができます。これも濡れずに済むのでいいですね。
日傘
ソーシャルディスタンスが取れるということから新型コロナウイルス対策として今年は日傘が注目されました。傘の直径はおよそ90~120cm、傘をさすだけで1m以上距離が開くことになり自然とソーシャルディスタンスが取れます。
そしてこの夏はマスク着用による熱中症も心配されました。大阪産業技術研究所人口気象室で調査した5分間ずつ日傘をさした状態とささなかった状態ではおよそ15度表面温度に変化があったそうです。日傘をさす子供たちや男性の姿もみられ、2020年は日傘が普及していく年だったのかもしれませんね。鹿児島市内でも日傘をさす小学生や男性の姿もみられました。
最近は日傘という名前でも「晴雨兼用」、晴れの日も雨の日も使えますというものが多いです。女性の皆さんはご存じだと思いますが、日傘をさしていなかった男性の皆さんはもしかしたらご存じなかったかもしれませんね。デザインも男性を意識したものが増えています。大きさもさまざまで折り畳み傘も充実しています。紫外線(しがいせん)遮蔽率(しゃへいりつ)(UVカット率、日焼けしにくい)100%のものもあります。遮光率が高いと可視光線をカットし、影が濃く、涼しく感じられますね。
アスファルトからの照り返しを防ぐには内側が黒い傘がいいそうです。熱中症対策にもなる「クール傘」「ひんやり傘」というものもあります。形がユニークなものですと骨が4本、軽く、折りたたむと薄くなるので扇子のような感覚で持ち歩くこともできます。
このほかにも濡れると桜の花びらの模様が浮き上がってくるものや名画をモチーフにしたもの、折りたたむとフリルが白菜などの野菜のように見えるもの、肩に柄が巻き付き両手がふさがらない肩ブレラ、少し前からありますが、畳んだ形が刀のように見えるもの、柄が光ってライトセーバーのようになるものもあります。長く使っているものは雨や紫外線を防ぐ力が弱まっていることもありますので、メンテナンスも必要です。おでかけが楽しくなるような傘を見つけたいですね。