「バナナについて」
このコーナーではいま流行っていることや話題の人やものを私山口真奈がご紹介しています。2月8日の放送で、たくおさんが驚いたときに「そんなマナナ!」と、私の名前と日本の由緒正しきギャグ「そんなバナナ」をかけて言って下さっていました。ちなみにタピオカドリンクの次に流行るのがバナナジュースと言われています。八丁堀には「そんなばなな」というお店があります。今回は「実はよく知らないバナナ」にご紹介します。
そもそもバナナとはなんでしょう。ちょっと調べてみました。
ビタミンやミネラル、食物繊維など栄養が豊富で、1年中手ごろな価格(100円前後)で販売されていることもあり優れた果物ですね。日本(にっぽん)バナナ輸入組合によりますと2005年から15年連続でよく食べる果物1位になっているバナナ。私も朝ごはんによく食べています。
バナナの歴史は大変古く、紀元前5千年~1万年ごろ(日本は縄文時代)、東南アジアで栽培化したのが始まりといわれています。日本で輸入が開始されたのは明治36年、そして大正後期 広く食べられるようになりました。
(この頃、 バナナのたたき売りが門司で始まりました。鹿児島でバナナのたたき売りといえば「川辺二日市」を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこでたたき売りをしている だいどう小平太さん(寅さんの恰好をした方 腹巻、帽子、雪駄を身に着けています)に伺ったところ、輸送中に熟してしまったバナナをいち早く換金する手段として人を集めて売りさばいたのが始まりとおっしゃっていました。)
輸入はフィリピンからが多く、日本国内の主な産地は1位沖縄県そして2位が鹿児島県1年におよそ54.7トン出荷しています。
バナナはどのように増えるのか
もともと野生のバナナには種があったそうです。バナナの種は小豆くらいの大きさで、チョコチップのようにたくさん入っています。食べにくそうですが、東南アジアの一部では今も食べられているそうです。しかし私たちが今食べているものはその野生のバナナが変異したもの。屋久島に取材に行ったときに見せていただいたのですが、いまは茎の葉の脇から出る芽「吸芽(きゅうが)」を利用しているそうです。バナナは木ではなくて草なんですね。
バナナの種類(大きく5つに分けられます)
キャベンディッシュ
世界の流通の5割を占める、最も人気がある品種。私たちがよくスーパーで見る品種で、フィリピンバナナとも言われています。なめらかでさっぱりとしていて、食べやすいです。また、標高400~1000mの高原で栽培されたものは「高原バナナ」は甘さと栄養価に優れています。高級バナナとされているのはこの高原バナナですね。
台湾バナナ
台湾産のバナナで、ねっとりとした食感であり味も濃厚。フィリピンバナナに比べると果実が少し短めでやや太く、果肉は緻密でねっとりとした舌触り。香りが強く、甘くて濃厚な味わい。最初に日本に入ってきた品種でのちに昭和初期から中期にかけては高級果物として扱われていました。
モラード
ちょっと珍しい品種。皮が赤く甘みはあっさりとしていて、やや酸味があります。
モンキーバナナ
長さが7~9cmほどの小さくてかわいいバナナです。皮は薄く、果肉はやわらかくて濃厚な甘味を持っています。
島バナナ
沖縄県や鹿児島県奄美大島で栽培されている長さ10~15cm程、太さ3cm程の小型バナナです。台風の影響を受けやすく、生産数が安定しないことから、本州ではほとんど流通していませんが!鹿児島県本土の県民ならだれもが知っている故郷のデパートにありました。
(モンキーバナナ・島バナナ試食)
黒い斑点=シュガースポットが出たものを準備しました。これが出ていると比べ糖度がぐっと上がっています。スーパーから買ってきて、亜熱帯の果物なので15~20℃前後をキープして追熟(更に熟成させること)させていました。いいバナナの選び方は軸(バナナの房がくっついている部分)がしっかりしていて、黄色い色がしっかりついている、黒いシュガースポットがでているものだそうです。
免疫力を正常に働かせるためには、十分な睡眠やストレスの解消はもちろん、栄養バランスのとれた食事をとることが大切です。こんな時ですので、しっかり栄養を取って免疫力を高めましょう。