屋久島に Uターンして茶業に取り組んでいらっしゃる渡邊桂太さんです。渡邊さんおいくつですか。
1985年生まれなので今年37になります。屋久島の西側にある永田という集落で、小学校中学校を卒業しまして、その後は鹿児島市内の高校に進学しました。
高校卒業した後、鹿児島を出たそうですね。
東京で音響専門学校というところに行きまして、その後、東京九州福岡などでそういうお仕事をさせていただきました。屋久島にはそういうエンターテイメントがあまりなかったので、憧れみたいなのはありました。
そして福岡から再び上京なさった。
そうですね。その頃から家業がお茶で、私がひとりっ子だっていうことで、自分のところのお茶を東京で売っていけないかということを考えたときでした。日本茶のカフェがあったので、そこで働きながら自分のお茶を販売する週末のイベントなどに参加していました。
屋久島に戻ったのが2017年ということですから、5年前になりますね。2代目になろうと決心なさった。
そうですね。今5年ぐらい屋久島でお茶を一緒にやってるいんですけども、その期間だけでも島内外の人といろんなところで触れ合うというか、一緒に何かする機会というのもありました。屋久島の農業やお茶というのが大事な存在だというのを日に日に実感しています。
その屋久島のお茶の魅力、よさ、どんな点にあるんでしょう。
世界自然遺産の島なので、そういう屋久島ブランドに似合ったような大自然の中に畑があります。屋久島ならではの、美味しい水だったり、高い山があるので冬場寒く、お茶には適した環境があります。そして、なんといっても新茶が取れるのが早いので、日本でも鹿児島の中でも早い方なので、新茶が出たっていう PR をするのは、屋久島はとてもいい場所だと思っています。
日々いろんなことを吸収しながら、これからの時代に合ったやり方を考えて、屋久島茶を多くの人に飲んでもらえるように努力していきたいと思っています。
今後の目標を聞かせてください。
屋久島で就農したときから有機農業でお茶をやっているので、有機農業の普及というのを目標として取り組んでいきたいと思っています。
お父様が経営していらっしゃる茶園は何という名前なんですか。
八万寿茶園といいまして、父とその同級生3人で始めたんですが、その3人の名前の頭文字を一文字ずつとって八万寿という名前になっています。
漢数字の八に1万2万の万、そして寿。いいお名前ですね。
そうですね。めでたい名前がたまたま集まったのかなと。
八万寿茶園に隣接するお茶売り場も、ますます訪れたくなるような場所になるといいですよね。
そうですね。ちょうど今月1月にですね、お店の改装しまして今ソフトクリームが結構人気なんですけども、ソフトクリームも今回のお店の改装を機にリニューアルしたので、新しいスタートを切ったのかなっていう思いではあります。
それにはやっぱりお茶が使われているんですか?
そうですね、屋久島茶、家で作っているお茶を使ったソフトクリームになります。
そうですか。冬でもね、アイスクリーム、ソフトクリーム暖かい部屋で食べたりすると美味しいですもんね。ここで語っていただいた夢が叶う日が早く来ることを私も願っております。