Q:喜界町地域おこし協力隊の谷川理さんにお話を伺います。谷川さんは、出身はどちらですか。
谷川さん:東京生まれ東京育ちで、東京都の 世田谷区が出身です。どこに行くにも結構便利なとこです。
Q:喜界島に地域おこし協力隊としていらっしゃるまでというのは?
谷川さん:大学まで東京にいました。卒業してパルコというファッション系の商業施設の方に入社しました。パルコの中で、ファッションビルの PR とか、イベント関係の仕事を多くしていたんですが、パルコ自体が全国転勤がある企業だったので、入社後は東京を離れて16年間、会社勤めをしたんですけど、その間は大分に行ったり大阪に行ったり、名古屋に行ったり千葉に行ったり、熊本に行ったりということで、全国を転々としていました。
Q:そういった生活から、パルコを退社されたということですが、いつ退社をされたんですか。
谷川さん:退社自体は今年の7月です。
Q:そこから喜界島にいらっしゃったということなんですね。
谷川さん:そうですね。
Q:喜界島に移住を決めたきっかけは、どんなところだったんですか。
谷川さん:全国を転勤する転勤族だったんですけど、いま私は38歳なんですが、2、3年おきに40代になっても50代になっても転勤が続くっていう中で、新しい土地にいろいろこういけるというのは、とっても刺激的だったんですけど、どこか自分が好きな地域に腰を据えて、生活していきたいなっていうのを40手前に考えまして。それで自分が好きだった奄美群島の中での移住先ていうのを探していく中で喜界島に出会ってしまったという感じですかね。
Q:奄美群島はこれまでいらっしゃったことあったんですか。
谷川さん:これまで奄美大島と徳之島の方には行ったことがあって。好きになったきっかけは、高校時代に修学旅行が奄美大島で、そのときの景色や文化とか、食事の美味しさというところが、大人になってもずっと残っていて、いつかこういう素敵な環境の中に移住したいなって。移住先を探すときはこの奄美群島のどこかでご縁があったらというところで、いろいろ自治体の方とお話を聞くようになったっていうのがきっかけです。
Q:喜界島は、奄美大島から見えるところにありますよね。
谷川さん:25キロぐらいなので、奄美空港からも見ることができますね。
アナ:喜界島での暮らしというのは、ここいいなと思われたわけですね。
谷川さん:そうですね。集落の中の人間関係というのも距離が近く、皆さん、おもてなしをするのがとても好きな人が多いので、夫婦で移住してきたんですけど、外から来た夫婦に対しても、とても優しく接してくださいました。最初に来たとき、本当に気持ちの良いおもてなしをしていただいたので、この島でやっていけそうだなっていうイメージが湧いたので、思い切って踏み切ることができました。
Q:喜界島にいらっしゃって4か月。今、どんなお仕事をされてるんですか。
谷川さん:地域おこし協力隊という形で、喜界島の観光物産協会に勤めております。主に喜界島の PR や新しい観光資源の発掘を仕事にしています。
Q:東京から喜界島にいらっしゃったということで、外からの目線というのは、大事になってきそうですね。
ゲスト:そうですね。私も喜界島に来て、まず思ったことが、こんなにいい島なのに、なんで今まで知らなかったんだろうと。外から島に入って、島の良さとか魅力をもっと勉強して、まだ喜界島を知らない人たちに、その良さを伝えていけたらと思ってます。
Q:今後の夢や目標を教えてください。
谷川さん:協力隊の任期が3年と決まっているんですが、この3年が終わった後も喜界島に定住したいというのが今の目標になっています。
観光物産協会内の仕事を通じながら、いろんな方たちとお会いして、退任後も島に貢献できるような仕事作りというのを、準備していきたいというふうに考えています。
Q:喜界島というのをまた全国に世界に発信していただけたらなと思います。この令和の時代を生きていく上で豊かさというのは、どのようなことだと感じてらっしゃいますか。
谷川さん:サラリーマン生活をしているときは、自分でやりたい仕事とか好きな場所で仕事をするという選択がなかなかできなかったんですが、誰と生きるか、そしてどこで生きるかっていうことを選択できるっていうことが、これが豊かさなんじゃないかなっていうふうに今は思っています。
Q:喜界島にいらっしゃって4か月ですが、谷川さんが見つけたお好きな奄美の場所、おすすめの過ごし方教えてください。
谷川さん:私が住んでいるの中間集落というところなんですが、集落からほぼ3分で行けるビーチ がおすすめスポットです。家からも徒歩圏内に美しいビーチがあるので、休みの日や仕事が終わった後に、ビーチに行ってボーッとするのが好きなんです。その美しい環境の中で、ゆっくり時間を過ごしてるというのは本当に贅沢だなと思いますね。
Q:これから喜界島でどんな生活が待っているのか楽しみでもあると思います。喜界島の良さをどんどん発信していってください。
谷川さん:そうですね。今は観光物産協会の中の Facebook や Instagram を日々投稿していますので、こちらも見ていただけると。島の良さをどんどん情報発信していきたいと思っています。
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