#22 甑島日和(後編)
前回に引き続き、甑島の旅二日目をお伝えします。
案内役は、引き続き「ひかるあんちゃん」です。
昨日の曇り空から一転・・・
天気回復!澄んだ青空が広がっています!
二日目は上甑島と下甑島を回ります。
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まずは上甑島の北端にある『市の浦海水浴場』。
水の透明度が高く、水面がキラキラと輝いていて眩しい・・・
ひ:「僕も子どものころ、島の友達と遊んだ思い出の場所です!」
私も泳ぎたかったのですが、取材したのは5月。まだ肌寒いので断念・・・
次回はマリンスポーツに挑戦したいです!
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続いて、良い眺めを求めて「長目の浜展望所」へ。
西:「青い空と海、綺麗・・・!細く伸びる砂浜の中に池があって、珍しい地形ですね。」
ウグイスが鳴いていて、海風が気持ちいいです。
(実は昨日も来ていたのですが、昨日の写真と比べると全然違います・・!)
ひ:「手前から鍬崎(くわさき)池、貝池、奥の細長いのが海鼠(なまこ)池です。満潮になっても砂浜がなくなることはないですが、砂浜の石の間から海水が流れ込むので、池でも海のものが育ちます。」
海鼠池の近くまで連れて行ってくれました。
ひ:「薩摩藩の時代に長崎から搬送していたナマコをこちらの池に入れたと言われていて、今でも繁殖しています。他にもアコヤ貝、ボラやキスなど海のものが生息しています。」
ここから海の方へと道が続いています。
西:「上から見えた白い浜は、全部石なんですね!」
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次に中甑島を通って下甑島に向かいます。
中甑島と下甑島を結ぶ「甑大橋」へ!
西:「青い空と海に橋が映えますね・・・!まさに甑島日和。」
ひ:「2020年に開通して以来、島同士を陸路で移動出来るようになりました。それまでは船で行き来していて、小学校の1日遠足でお互いの島を訪れることもあったんですよ。」
下甑島側から甑大橋を一望できる「鳥ノ巣山展望所」。
西:「まっすぐな橋が美しい・・・見とれてしまいます。」
展望所からでも海底が見えるほど海が綺麗です。
ここには遊歩道もあり、6~7月には黄色いユリ科のニシノハマカンゾウ、7~8月には薄紅色のカノコユリが綺麗に咲くそうです。
西:「丘一面に咲いたユリが海風に揺られて、きっと綺麗ですね。またその時期に来たいです。」
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下甑島の長浜港から車で10分ほど、芦浜海水浴場の近くにある、
オリジナルアクセサリーのお店「DAYRIT(ダイリット)」を訪れました。
ここでアクセサリーを手作りされている、フェさん。
2020年の甑大橋の開通をきっかけに、以前からの夢であったアクセサリー作りに挑戦し、お店を始めたそうです。
「細かい作業は大変だけど、楽しくてあっという間に時間が過ぎちゃうの!」
と笑顔で話してくださいました。
甑島で獲れた『アオブダイ』のウロコで作る、すべて一点物。
アオブダイの生臭さを丁寧に取り、ウロコを白くしてから、自然の物で着色しています。
フェさん:「こちらはハーブティーで知られている『バタフライピー』で青く染めたものです。」
西:「自然の物ならではの優しい色ですね。透明感があって綺麗です。」
他にも草花や果物などを使って染めたものを、ハートや花びらの形に加工して作っています。
こちらは2017年に鹿児島の新特産品コンクールで奨励賞を受賞されたネックレス。
どれも繊細で唯一無二の魅力があります。
もっと見たい!という方は、
インスタグラムで『甑島アクセサリー』と検索してみてください。
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最後に、長浜港近くの「瀬尾観音三滝(せびかんのんみたき)」を訪れました。
穏やかに流れる川を横に見ながら道を進むと・・・
立派な滝が出現しました!
滝の名前は、瀬尾川上流から流れてきた水が高さ55メートルから三段に落下しており、一番下の滝壺の横に観音像が安置されていることに由来しています。
西:「ここだけでも大迫力なのに・・・上にも行ってみましょう!」
細い階段を5分ほど登っていくと、景色が開けて大きな滝が!
西:「水しぶきが気持ちいい!周りの自然も豊かで、深呼吸したくなります。」
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滝を後にし、長浜港から串木野新港へ「フェリーニューこしき」で帰宅。
今回の旅では、島の皆さんの優しさと自然、食にたくさん触れ、甑島の魅力を満喫することができました。
ひかるあんちゃん、甑島の皆さん、ありがとうございました!
✈お読みいただきありがとうございました✈✈