#7枕崎日和(後編)

今回も前編に引き続き、鹿児島県薩摩半島の南西部に位置する枕崎市の魅力をお伝えします。

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「カツオの街」枕崎のもうひとつの顔、それが「焼酎」です。

”さつま白波”でおなじみ「薩摩酒造 明治蔵」を訪れました。

こちらでは工場見学をさせて頂きます。
焼酎工場の見学は小学生の時以来、およそ20年ぶり!(笑)

工場に入ると、焼酎の良い香りが懐かしく、小学生の頃を思い出してワクワクします。
「失礼します!」

「明治蔵」はその名の通り明治時代から続く蔵で、まるで昔にタイムスリップしたような情緒あふれる雰囲気です。

醸造酒と蒸留酒の誕生の歴史から、サツマイモの伝来による製造工程の進化、麹の種類や特徴、沖縄の泡盛との関わりなど、どのようにして薩摩で芋焼酎が生まれ発展してきたのかを学ぶことができました。

薩摩の先人たちの知恵と努力があったからこそ、現在も鹿児島が焼酎どころとして知られ、愛され続けているということを改めて思いました。

こちらの甕は明治当時からそのままの姿で、現在も実際に使われています。
この日も仕込みが行われていて、原料の芋とアルコールが気化した良い香りがしていました。

薩摩だけでなく、韓国など海外の蒸留器もいくつか展示されていて、その中には昔使われていたものも!

麹室は、小窓から中の様子を見ることができます。

焼酎造りにとって大切な麹造り。厳重に管理されています。

<芋の生産者の皆さん>

薩摩酒造さんは、芋の生産者の方々との繋がりも大切にされていて、

形が良く美味しい芋を作った生産者を毎年表彰しているそうです。壁には、素敵な笑顔がたくさん咲いていました!

敷地内には展望台「立神楼」があります。

展望台の中の螺旋階段を上ると… 

\\枕崎市街と東シナ海!//

天気が良く空気が澄んでいるときは、屋久島も見えるそうです。

蔵の中には楽しいフォトスポットもありました。

大きい!!!でもこちらのサイズ、公式通販サイトで購入できます!

「白波」ファンの方、お祝いなどにぜひ!!

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薩摩酒造を後にして、次に向かったのは「火之神公園・キャンプ場」です。

ここは、岬の先にそびえ立つ『立神岩』が見えることで有名です。

9月下旬の取材でしたが、さすが南国鹿児島の中でも南にある枕崎。日差しが強いです!

景色がとても綺麗で、”薩摩富士”と呼ばれる開聞岳も遠くに見えました。

『火之神公園』という名前は古事記の神話に由来しています。

ここはキャンプ場でもあり、美しい景色、潮風と波の音に包まれてゆったりした時間を過ごすことができます。

訪れる人がゴミを持ち帰るなど、きれいに利用しているため、無料で開放しているそうです。

<<未来をつむぐ幸せの鐘>>

願い事をしながら鐘を鳴らすと願いが叶うとのこと。私もしっかり鳴らしてきました!

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ここからは枕崎の新しい取り組みについてご紹介します。

【コワーキングスペース Camping Office OSOTO by Snow Peak

こちらは、キャンプ用品で有名なSnow Peakの商品を使用した、オフィススペース。ワーケーションやテレワーク、地域のイベント会場など誰でも利用できる、おしゃれで開放的な空間です。

テントの中や、焚火セットを囲んでの会議。素敵なアイデアがたくさん生まれそうです!

他にも半個室ブースやコーヒーマシンもあり、自分のペースで仕事に集中できる環境が充実しています。

私もコーヒーを飲みながら、これからの枕崎市の活動などを聞かせて頂きました。有意義でワクワクする時間でした。

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【古民家ゲストハウス・カフェ KoToKoTo

枕崎駅から徒歩5分のところにある、築100年の古民家。10年前から空き家となっていましたが、ゲストハウスとカフェに生まれ変わります!

枕崎市の未来あるまちづくりの一端を担い、”個と個と紡ぐ”という思いを込めて「KoToKoTo」と名付けたそうです。

ゲストハウスのスペースは、古民家ならではの和の雰囲気で落ち着く空間を演出。併設されるカフェスペースはテラス席を作り、春には桜を眺めながらくつろげる空間にしたい、とのことです。

工事中の古民家を見学させていただきましたが、祖父母の家に帰ってきたようなホッとする内装や枕崎の穏やかな風を感じました。綺麗なお庭など、素敵な空間になるだろうなと想像して完成が楽しみになりました。

↓↓↓空き家活用への想いや実際の古民家の様子などはこちらに詳しく掲載されています。

https://readyfor.jp/projects/makurazaki

今回の取材を通して、枕崎の美味しい料理、温かい方々、芸術、自然、新しい取り組みに出会うことができました。

これからますます盛り上がっていく予感がする枕崎。またぜひ訪れたいと思います。

火之神公園で偶然映り込んだトンボさん。秋を感じますね。

次回はどんな”ふるさと鹿児島の魅力”を再発見できるのか楽しみです!

✈お読みいただきありがとうございました✈✈

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