インターハイ目指して! 高校陸上・南九州大会

九州高校総体の陸上競技・南九州大会が6月20日までの4日間熊本で行われ、県勢も次々に2年ぶりの全国への切符をつかみました。

鹿児島・沖縄・宮崎・熊本の県大会を勝ち抜いた選手が、全国への切符をかけて戦う陸上の南九州大会。
6月18日に行われた女子1500m決勝には、全国大会出場を目指し、県内3校の5人を含む12人が挑みました。レースでは、ラスト1周のスパートに小園怜華(鹿児島女子2年)と宇都ひなた(鹿児島3年)が反応。

(左の白ユニホームが小園選手/右の緑ユニホームが宇都選手)

最後まで競り合った小園が、トップと0.3秒差の2位に。自己ベストを更新する4分23秒87で初のインターハイ出場を決めました。宇都も4分24秒78で3位に入り全国への切符をつかんでいます。

(積極的に前に出た137番・石岡と136番・石丸 ともに出水中央3年生)

男子5000m決勝では、今年2月の県高校新人駅伝で初優勝を果たした出水中央の石岡大侑が中盤に1人抜け出し、11人の集団が追いかける展開に。
石岡は残り1000mで集団に追いつかれますが、最後まで粘りの走りを見せます。結局3位に入った石丸惇那と6位の石岡の出水中央3年生の2人が、最後の年にインターハイ初出場を決めました。

(手前9レーンが西元選手(楠隼2年)/奥3レーンが種田選手(川薩清修館3年))

そして、6月20日に行われた男子200m決勝。鹿児島県からは種田捷之介(川薩清修館3年)と、前日の予選・準決勝と自己ベストを更新して決勝に進んだ西元鈴之進(楠隼2年)が出場。西元は、苦手とする前半で先行を許しますが、得意の後半で加速して21秒88のタイムで6位入賞。学校史上初のインターハイ出場を決めました。

女子3000m決勝では、序盤から神村学園勢が先頭集団でレースを繰り広げます。残り2周で、ケニアからの留学生カリバ・カロライン(神村1年)が飛びだすと、2位集団の先頭にはチームキャプテンの久保心優(神村3年)、その後から好調の田島愛梨(神村2年)が続きます。そのままレースは続き、優勝は9分07秒14のカロライン。2位には久保、4位には田島が入り、神村学園勢は出場選手3人全員がインターハイ出場を決めました。

(久し振りに「自分の走り」を見せられた神村学園3年の久保選手)

この他にも、県勢は跳躍や投てき、混成競技など、ほとんどの種目でインターハイ出場を決めています。

各種目6位までの選手(5000m競歩・女子棒高跳・女子三段跳・女子ハンマー投げは4位。混成競技は3位まで)は、7月28日から8月1日の4日間、福井で開催される全国高校総体(インターハイ)に出場します。

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