神村学園が2年連続の準優勝 全国高校駅伝
12月20日に京都で行われた全国高校駅伝で、女子県代表の神村学園が去年に続き準優勝しました。
師走の京都を舞台に行われる全国高校駅伝は、通称・都大路と呼ばれ、高校生長距離ランナーの憧れの舞台です。
女子県代表は5年連続27回目の出場となった神村学園。おととし初優勝を果たし、去年は準優勝。
悔しさをバネに、3年生は大会記録を更新しての優勝を目標に掲げ、最後の大会に臨みました。
5区間、21.0975キロで争われたレース。
トップランナーが集う1区を任されたのは3年生の黒川選手。最後の上りに苦しみながらも、11位でタスキをつなぎます。テクニカルな2区を任されたのは出走メンバーで唯一の2年生・久保選手。3年生のために必死に前を追いますが、なかなか差が縮まりません。
目標の「優勝」のためには、これ以上遅れられない状態となった神村学園。第2中継所で待っていたのは中須キャプテンでした。トップと55秒差でタスキを受けると、3年連続出走の中須は序盤から積極的な走りを見せ、その差を20秒以上も詰める区間賞の走りで6人抜き、順位を5位に上げて2年連続で4区出走となった3年の鳥居選手にタスキ渡し。その鳥居も区間賞の走りで、優勝が見えるトップと19秒差の5位でタスキをつなぎます。
最終5区、留学生のシンシアが一度はトップに立ちますが、優勝争いは大混戦に。中盤を過ぎて、8位から追い上げてきた世羅(広島)にかわされると、その差を詰めることは出来ず神村学園は1時間7分38秒の2位でフィニッシュ。目標には届かなかったものの2年連続の準優勝を果たしました。
また、7区間、42.195キロで争われた男子。県代表の鹿児島実業は1区でエースの徳丸寛太選手が区間4位の快走を見せましたが、その後、タスキをいい位置でつなげず2時間7分18秒で32位でした。