アンデスって、身近にアンデス・・・

ポニー1号から薗田です♪
いよいよ、今週末26日金曜日から、鹿児島市の黎明館で『古代アンデス文明展』が始まります!!ということで、今日から金曜日まで「アンデス文明」に関する中継をお届けしますよ~♪
初日の今日は、「アンデス文明について聞くならこの方しかいない!」ということで、開聞山麓香料園・園長の宮﨑泰さんにお話を伺いました♪

宮﨑さんは指宿市でハーブ園をされているんですが、なぜアンデス文明に詳しいのかというと、実は55年前に「アンデス地帯学術調査団」の隊員として、現地へ調査研究に行ったそうなんです!
「アンデス文明」というのは、皆さんご存知のナスカ文化やインカ文化等、いくつかある文化を総称したものをいうのですが、数万年ほど続いた文明だともいわれています。
今でいう、ペルー、コロンビア、チリ、エクアドル、アルゼンチン、オリビア等の国々がある地域に広がった文明で、最大の特徴は「文字を持たない文明」だったということ。他にも「食材の宝庫」で、私達が普段口にしている、じゃがいも、とうもろこし、唐辛子、トマト等もアンデス原産なんだとか!
宮﨑さんが55年前に現地を訪れた頃、日本のじゃがいもの種類は男爵芋、メークインぐらいしかなかったそうです。しかし現地には、すでに何百種類のイモ類があり、それを煮物用、揚げ物用、サラダ用・・・と使い分けていたんだとか。また、トマトも赤だけでなく、紫や白、黄色などのカラフルなトマトがあり、衝撃を受けたそうです。
そして、このアンデス文明のすごいところが、実は古代から現代まで引き継がれていることがいくつもあるということ!
じゃがいもを栽培する際に「同じ畑で20~30種類を育てる」、というのもその中1つなんですが、これは古代の知恵で、同じ畑に1種類だけを育てると、災害や病虫害で全滅することもあるかもしれない為、それを防ぎ、生活を維持すべく、現在もその方法が続けられているんだとか。
他にも、「チチャ」というとうもろこしで作ったお酒を、農業祭をする場所にまいて、そして飲んだり、また、インカ期とほとんど変わらない農具が今も使用されていたりもするそうです!
アンデス文明というと「ナスカの地上絵」や「マチュピチュ」等をイメージする方も多いと思いますが、私達の身近にある食材もアンデス文明の時から食べられていて、そしてそれがアンデス原産だったりと、意外と身近に、アンデスのものがアンデス・・・ダジャレです(笑)
金曜日まで「古代アンデス文明展」に関する中継をお届けしますので、皆さんぜひ聴いてくださいね♪
最後に3人でパシャリ☆

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