平昌パラリンピック観戦の2つのポイント

毎週金曜日は、社会福祉法人 鹿児島県身体障害者福祉協会 スポーツ情報課長で鹿児島県障害者スポーツ協会事務局長の前田 究さんのご出演。
今回は、3月9日から18日まで開催される『平昌2018パラリンピック冬季競技大会』について。先の平昌オリンピックでは、日本は13個のメダルを獲得し、日本中が盛り上がった。それに続けと、パラリンピックもメダルの期待がかかる日本人選手が多数出場する。
競技は、アルペンスキー、バイアスロン、クロスカントリースキー、スノーボード、アイススレッジホッケー、車いすカーリングの6競技で、日本は車いすカーリングを除く5競技に出場。
その中でも前田さんが注目するのは、史上最強チームと呼び声が高いアルペンスキーだ。
アルペンスキーは、立位、座位、視覚障がいの3つのカテゴリーに分かれ、男女別に各カテゴリーで順位を競う。その座位種目で使用するチェアスキーを前田さんも体験したことがあるという。
1本のスキー板の上にサスペンション(衝撃吸収バネ)があり、その上のバケットシートにお尻を固定。
両手にはストックの代わりに、スキー板の先端が取り付けられたアウトリガーを持ち滑走する。
車いす競技の現役選手の前田さんでも、バランスをとったり、ターンをしたりと、滑れるようになるまで何度も転んで大変だったそうだ。
前田さんと同じく、脊髄に障害がある選手たちが時速100キロのスピードで乗りこなしているという。
また、障害の程度で5つのクラスに分類し、クラスごとに決められた係数を実走タイムに掛けた計算タイムによって順位が決まる。
チェアスキーのように、障害があっても競技ができる『用具やルールの工夫』や、障害の程度で不平等にならない『公平に競うための工夫』がパラリンピックの特徴だ。
🗣「この2つのポイントを押さえて平昌パラリンピックの応援をするとさらに面白い」と前田さん。
パラリンピック開催の一方で、車いすマラソン選手の前田さんは、今週末に京都で開催される「第29回 全国車いす駅伝競走大会」に出場する。
タイムトライアルの結果、一番タイムの良かった前田さんがエース区間の1区2区は永野選手(鹿児島市)3区は中畑選手(鹿児島市)4区は新地選手(志布志市)5区は主将の川路選手(出水市)のオーダーだ。実は、前回最下位だった鹿児島チーム・・・・今回はランクアップを目指して都大路を力走する!
次週は、前田さんから嬉しい報告があることを期待して鹿児島から声援を届けたい。
前田さん、鹿児島チーム、キバレ!!

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