【夏の終わりに】浴衣を着て武家屋敷群を散策!

ポニー号より脇野です🐞
「今年こそ浴衣を着たい!」と思い続けて15年。夏が来るたび引っかかっていたこの想いを叶えるべく出水市へ!
お話を伺ったのは、出水市観光振興推進員の大内山裕さんと出水麓着物浴衣茶道体験の会・会長の矢野ミツさん!

出水麓武家屋敷群の歴史

江戸時代、薩摩藩は「外城」と呼ばれる地方支配の拠点を設置。 「外城」で政務や地方警護を担う武士の住居と陣地を兼ねた町は麓と呼ばれ、藩内には約100か所存在したと言われていますが、その中でも肥後国(現在の熊本県)との境に近く、防衛上重要な場所であった出水麓の「外城」は、藩内で最初に築かれ、規模も最大であったと言われています。 国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

(引用:出水ナビ
税所邸や三原邸など公開されているお屋敷に入ることもできるそうです!

着物着付け茶道体験会とは?


10月~4月は着物、5月~9月は浴衣を着て江戸時代から残る武家屋敷群を散策し、茶道体験もできるイベント!
ほかにもお茶やお菓子のおもてなしのほか琴の演奏がある日もあるそうでたっぷり日本の文化に触れ合うことができます🌸
 

いつからはじまったの?

出水市は平成20年に農家民泊をスタートし、海外から多くのお客様がいらっしゃったそう。その際、武家屋敷群を案内するなかで「もっと日本文化を体験できないか」ということで始まったのがこちらのイベント。
男性ははっぴ、女性は浴衣からスタートして徐々に人気が広がり、着物の着付けも行うようになったんだとか!浴衣や着物を着たお客様は「脱ぎたくない!」と名残惜しそうにしているそうで、とても喜ばれているそうです☺
 

着付けお茶体験を支える婦人会のみなさん

そもそもこちらの浴衣や着物。買ったけど着ずにたんすに眠っていたもの、お子さんやお孫さんが着ていたものなど地域の方々から集めたもの。それを矢野さんはじめ婦人会の方々が洗濯をしてアイロンをかけ、糊付けまで行っているそう!
「ほとんどが高齢者なんですけれども、少子高齢社会のなかで高齢者がもっともっと社会に貢献したいということでこの団体を結成しました。今はこの活動が生きがいとなり、みんな喜んでいます」と矢野さん。
わたしが実際に選んだ浴衣は、白地にピンクと紫の桜の花が描かれたもの。慣れた手つきで優しく着付けていただきました!
 
帯を締められると背筋も気持ちもキュッとなり、着るものひとつで気持ちがこんなに変わるんですね☺🌸外に出てみると風は涼しく、視線をさげると身にまとっているかわいい浴衣の生地と石垣が目に入る・・感無量・・!
だんだんと涼しくなってきて過ごしやすくなってきているので浴衣を着てゆっくり武家屋敷群を歩く。この夏浴衣を着そびれた方・おでかけしそびれた方など夏の思い出作りにぜひ訪れてみてください!!!
 
 

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