化粧品は食品の延長
株式会社ボタニカルファクトリー 代表 黒木靖之さん
「化粧品を食品の延長のように考えていて、できるだけ口に入れても大丈夫な成分でつくるというのをモットーにしています。基本的には自然由来成分100%を目指した商品です。」
食品廃棄の削減で、お肌だけでなく環境にも優しく
化粧品の原料はパッションフルーツやたんかんなど、主に南大隅町で採れる農作物を使います。またそれらは、規格外で出荷できないものを近隣農家から買い取ったり、地元の農家と契約して栽培したものなんだそうです。
これまでに、化粧品・ヘアケア用品・洗剤など20以上の自社商品を開発。2021年にはパッションフルーツローションが、サスティナブルコスメアワードで銀賞を受賞しました。
黒木さん
「例えばパッションフルーツでしたら、皮をエキスに、中身を蒸留して水に使ったり、農産物によって使う部位を分けて化粧品の中に組み込んでいます。」
るる’s eye
ボタニカルファクトリーの工場は、南大隅町の廃校跡地を活用した建物。
ワークショップコーナーを常設し、観光客や学生と交流するなど、地域活性化の場にもなっています。
食べ物の様な化粧品を目指して
黒木さん
【農業と連携した食べ物のような化粧品を、これからも作っていきます。】
「鹿児島は農産物が大変豊富な県です。私たちは農業の方と連携して、農産物の廃棄ゼロを目指しています」