今日は、いろは歌の34番目の「え」の歌をご紹介します。
回向には 我と人とを 隔つなよ 看経はよし してもせずとも
まず、言葉の意味から。
- 「回向」とは、亡くなった人を弔うこと、供養する意味です。
- 「隔つなよ」とは、区別しないこと、分け隔てがあってはならないということです。
- 「看経」とは、お経を声を出して読むこと。
- 「よし してもせずとも」とは、「例え、してもしなくても」という意味です。
回向には 我と人とを 隔つなよ 看経はよし してもせずとも
歌の意味です。
回向=亡くなった人を供養して差し上げる時は、自分の身内と赤の他人とを区別してはいけない。
看経=お経を唱えても唱えなくても良いから、区別をせずに、亡くなった人の冥福を、ひたすら一途に祈って差し上げることが大切と教えたのが「え」の歌です。
回向には 我と人とを 隔つなよ 看経はよし してもせずとも
亡くなった人を供養してあげるのに、身内・他人の区別があってはならないと歌ったのが「え」の歌なのです。
では、今日も、鹿児島のこの言葉でお別れしましょう。また明日。毎日ごわんそ!