今月は夏休みこども企画と題して、子供たちの声をお届けしています。今週も、鹿児島市上竜尾町にある「西郷南洲顕彰館」で行われた「夏休み親子歴史教室」に参加した皆さんにお話を伺います。
今日は、「西郷大好き!フリークです!」とおっしゃる泉さんと、お孫さんのれいじ君です。
(れいじ君)「わが胸の燃ゆる思いに比ぶれば 煙はうすし 桜島山」
これは幕末の志士・平野国臣の歌ですね。平野国臣といえば、月照さんを薩摩まで連れてきて、西郷と月照が入水したあの船にも一緒に乗っていた、薩摩にも関係の深い人物です。
なぜこの歌が好きなのかな?
「この言葉のように、あつい気持ちをもって、いろんなことを頑張りたいです」
そうかあ、頼もしいですね。
そしてそんな熱い思いを西郷に対して抱いていらっしゃる泉さんにもお話を伺いました。
(泉さん)「西郷さんが好きで、いろいろ学んでいくうちに、どんどん引き込まれていきました。
西郷さんは外に出るとすごい仕事をして、そして家に戻ってくると、普通のお父さんとしてやっていくような、本当に引き込まれる方だなあと思って。
私が孫たちに伝えたいのは、目先をどこにもっていくか。
多くの人が国の中で争っている中で、西郷さんは先を見ていたり、外国に目を向けたりしているわけで。もし困ったとき、追い詰められたときに、そこだけに目を向けるんじゃなくて、もっと、ほかにあるんじゃないかとか、一つずつ壁を突破していって、正義感をもって進んでいってほしいと思って、西郷さんの世界に引き込みたいと思って連れてまいりました」
追い詰められたときに、そこだけを見るのではなく、ほかの道も探してみる…とおっしゃってましたが、大きな目で、広い視野を持ち、壁を突破していった西郷の姿からの学びですね。
本当にお声から西郷熱が伝わってきました。
明日は千葉から参加してくださったご家族の声をお届けします。どうぞお楽しみに。