夏休みこども企画、今週は土屋さんのお宅の「家庭の中の薩摩の教え」をご紹介しています。
昨日までのお話では、土屋家のお部屋の壁には、お父さんお母さんと子供たちとの、ある「決まりごと」が張ってある・・・というお話でしたね。早速その内容をご紹介しましょう。
- 元気な挨拶。おはようございます
- 返事は「はい」
- 嘘をついたらダメです
- 卑怯なことをしたらダメです
- 弱い者(年下や女の子)いじめはダメです
- 間違ったら謝る
- 約束やルールは守らなければなりませぬ
- 人の話はよく聞かねばなりませぬ
- 毎日頑張らなければなりませぬ
ならぬものは、ならぬものです。
お父さん・お母さんは、子供たちの行動で何か気になることがあった時は、「壁の決まりを見ておいで。どれがダメだったのかな?」と聞いているそうです。
(お父さん)「私がなかった分、子供には早いうちから自分に軸、判断の基準というものをもって成長して「正しい大人」になってほしいなと思っています。
今からの時代、日本だけではなく、もちろん鹿児島だけでもなく、世界時代になっても通用する軸に、「正しい考え方」はなりうると思ってますので、そういった軸を備えてほしい。人に役立つ人間に成長してほしいと思っています。
根っこを一緒に作ってるところだと思いますので、これからも励んで行きたいと思っています。」
人としての根っこをどんなふうに作って、はぐくんでいくか、お父さんの真剣な思いを受け止めて、子供たちは成長していくんでしょうね。
ちなみに、土屋さんたちが自顕流で使う打ち棒、いわゆる刀の代わりになる木は、自分たちで選んで切ってきた木を使っているそう。
明日は土屋さんご一家の最終回です。どうぞお楽しみに。