薩摩の教え

自彊学舎の活動①

昨日は、薩摩武士道の精神を継承する活動に取り組んでおられる島津義秀よしひでさんに、郷中教育の魅力を伺いました。
郷中教育を抜きにしては、薩摩の偉人の活躍を語ることはできませんが、郷中教育を現代に応用させるためには、時代に応じたアレンジも必要だとおっしゃっていましたね。

今日は、鹿児島市薬師2丁目に本拠地を置き、郷中教育の伝統を今に伝える自彊学舎じきょうがくしゃの活動をお伝えします。

 

自彊学舎じきょうがくしゃでは、毎週日曜日には野太刀自顕流のだちじげんりゅう、月曜日には有志による薩摩琵琶さつまびわの稽古、月1回は例会が開かれています。また、水曜日の放課後は、代表理事の宮内信正みやうちのぶまささん指導のもと、近隣の子どもたちの自学・自習の場となっています。

 

宮内さん: (自分が)10歳の頃ここが再建されて、それから60年ですか。大学生がその頃は教えてくれましたので、私たちも大学生になった時、ここに指導者として入りました。

伝えていきたいといえば、やはり、「薩摩の心」というか、西郷精神みたいなものでしょうか…。(それを)こうして子どもたちに話していこうかなと思っています。

 

自彊学舎じきょうがくしゃは、戦争を挟んで一時途絶えたものの、およそ60年前に復活されました。現在、小学生から90代の大先輩まで在籍され、通常の活動のほか、妙円寺詣りや竹田神社を参拝する「加世田参り」、戦没者を悼む招魂祭、義臣伝ぎしんでん輪読会など、伝統的行事も古式ゆかしく営まれています。

 

それでは、明日も自彊学舎じきょうがくしゃの活動についてお伝えします。

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