ととナビvol.141 ウッカリカサゴ

先週はカサゴでしたが、まだ肝心の食べる話をしていませんでしたね~。

なので、今日はまずはおいしい食べ方から。

カサゴは全長20センチ程の小さな魚ですが、いろんな料理が楽しめます。小型のものはから揚げやみそ汁。

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大きいものは煮付けや塩焼きの他、洋風料理にも向きます。定番は煮付けですかね。ホロホロとした白身がおいしいです。

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もちろん刺身も甘味があっておいしいですよ。

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さて、では次の魚に移りましょう。今日はこの魚です

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「あれ、これもカサゴでは…?」

 

大富先生、うっかり、またカサゴの写真を用意してくださったのでは・・・?

と思いきや、この魚は ウッカリカサゴ

 

またまた、うっかりはちべえみたいなかわいそうな名前ですが(カサゴとそっくりなんで、昔は区別されていませんでした)、1978年に晴れて新種になりました。

赤っぽいものや茶色っぽいものが多いカサゴと比べて、ウッカリカサゴは赤っぽいんだそう。

また、白い斑紋も特徴ですが、ウッカリカサゴの斑紋は茶色い縁取りがあって背中の方にまで散らばっています。実際は見た目で区別するのが難しい個体もいますが、遺伝的にははっきり別の種類なんだそう。

もう一つ違いは、ウッカリカサゴはカサゴよりも深いところ、なんと、水深百数十mでも漁獲されるんだとか。大きさもカサゴよりも大きく、全長40センチを越えるものもいるそうですよ~。

 

小さいものはカサゴと一緒で「あらかぶ」と呼ばれていますが、大きいものは「ほご」と呼ばれています(「ほご」とは、口が大きく開いた、昔の藁で編んだ袋のこと。ウッカリカサゴも口が大きいのでこの名前が付いたのかもしれませんね。

 

shadow「ウッカリカサゴもカサゴと同様においしい魚です。受験生諸君はこの時間帯はラジオを聴いていないでしょうから、受験生のお母さん、今週末は国公立大学の後期日程の入学試験です。ぜひお子さんにウッカリカサゴを食べさせてあげてください。試験で「うっかりミス」をしないように、そして、志望校にうっかりますように。

・・・・失礼しましたっsweat01

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