ととナビvol.312 オキザヨリ
今週まで、テレワークでお送りします。
今日ご紹介するのはこの魚↓
その名も オキザヨリ。
名前に「サヨリ」が付いているけど、ダツの仲間です。
全長1mを超える、ダツの仲間では最大の魚。
目の後ろの方に青い帯があるのが特徴です。
なんとこのオキザヨリ(ダツ)、
漁師の皆さんからは、サメよりも恐れられている存在なんです!
なぜって?
それは、夜の海で素潜りをしていると(イセエビ漁などで)、水中ライトをめがけて猛スピードで突進してくるんですって、あの口で!!
RN.カフェラテさんも、奄美大島にいた頃聞いたお話・・・ということでこんなお便りをくださいました。
「島の方々は、ダツは産卵の時に簡単に獲れる…と言ってました。
でも、光る物に飛んでくるのでネックレスとかしたらダメ…とも言われました。
ダツが首に刺さった方もいらっしゃるとか。
私が夜、魚を獲りに行くことはなかったのですが、怖くて今でも記憶に強く残っています。」
そして大富先生も・・・
「何年か前、奄美に行って居酒屋で飲んでいると、一人のおじさんが片脚をかばいながらやってきたんです。
そして、
『ダツが脚に刺さって療養してたけど今日が解禁日なんだ。
腕と脚は刺さっても命にかかわらないから大丈夫だ、首は怖いけど。』…って。どうですか?」
そんなこわーいオキザヨリですが、そのまま食用にされることはあまりありません。
でも、お刺身でも食べられる、くせのないおいしい魚なんです(中骨は青いですが)。
ととナビは今日で6年、来月から7年目に入ります。
いつもお聴きくださり、ありがとうございます。