ととナビvol.273 ヤミハタ
今月はずっとハタの写真を見ていますが、
みなさん、これは何という魚でしょうか?
ハタっぽいですね~。ひれの縁が白いですか?黒いですか?
・・・(黒い気が。。。)
それでいうとマハタモドキですねぇ・・・。
でもこの魚、なんと全長20㎝しかないんです!(写真じゃわかりませんよね😤)
🙇🏻:「皆さん、ととナビの教科書「九州発 食べる地魚図鑑」の90ページをお開き下さい。そこにマハタとマハタモドキが掲載されているんですが、
マハタモドキの方に「マハタモドキ若魚」と書かれた写真がありますよね。
ところがですねぇ、この本を出版してから、私は、ハタと考えたんです。
「ハタして、それでいいのか? この魚、若魚なのか?ハタまた、成魚なのか?」とね。
・・・なんだか嫌な予感がします😨。
実は、その「若魚」の写真が、上の写真。
先生のお話の続きをどうぞ。。。😰
🙇🏻:「…実はこの魚、これで成魚、大人なんですよ。全長30㎝にもならない、小型のハタなんです。名前はヤミハタといいます…」
・・・ということは??
🙇🏻:「というわけで、ここでカミングアウトします。皆さん、「九州発食べる地魚図鑑」の90ページ、「マハタモドキ若魚」の写真は間違いです、ヤミハタの成魚です!!」
・・・・あ~らら😓
ヤミハタは南日本から琉球列島にかけて分布する小型のハタ。高級魚のハタですが、小さいものだとそれほど値段は高くありません。・・・とはいっても、さすがにハタの仲間(つまり「あら」)。身の質はとてもいいので、塩焼きでも、甘辛く煮ても、とてもおいしいんですよ。
沖縄では小型のハタは料理屋さんでも定番メニュー(因みに「ネバリ」と呼ぶそう)。
鹿児島でも、たまにスーパーなどにもならぶそうですので(小さくても「あら」と書いてあると思います)、見つけたら、ぜひ買って食べてみてくださいね。
最後にもう一度、
「ヤミハタは、マハタモドキの若魚ではありません!!」
教科書をお持ちの皆様、お手数ですが訂正をお願いいたします🙇🏻♀️