ととナビvol.265 5周年記念 質問・メッセージ集④

ととナビ5周年を記念してお送りしている7月。
今週は、50代くらいの方なら、「そうそう・・・!」と、思わず懐かしくなるようなメッセージをご紹介しましょう。

RN:ウケグチノホソミオナガノオキナハギさん
私が子供の頃(昭和40年代)の思い出です。
まだ大型スーパーなどない時代でしたので、日々の買い物は近所の「マーケット」でした。
魚屋さん、八百屋さん、お豆腐やさん、お肉屋さん、パン屋さんなどが一ヶ所に軒を並べた小さな市場みたいなところに、母と買い物籠を持って行くんです。そこで、ショーケースの上の水飲み鳥(コップの中の水に向かって、ガラスの中に色の着いた液体の入った鳥が、ししおどしのようにコツンコツンとおじぎするあのおもちゃ)を見るのと、魚屋さんが魚を捌くのをながめるのが私の楽しみでした。

中でも興味津々だったのが「赤貝」。
魚屋のおじさんが、毛の生えたずんぐりした殻をこじ開けて中の貝をとり出してお刺身にしてくれるのが(貝なのに血が赤いんです!)、ちょっぴり怖くて、でも美味しくて。そして、お刺身を食べた後はその空になった貝殻でままごとをするのも楽しみでした。あわびの殻なんか内側の模様がきれいでテンション上がりましたね~。穴から水がもれたりはするんですけど。。。(笑)
裸電球の下に、色んなお魚や貝が並んでいた光景が、懐しく思い出されます。
今のような贅沢さとは違う「豊かさ」、そして食卓には確実に「旬」がありましたよね~。

🙇🏻:「もう、ラジオネームが衝撃的で、内容が頭に入ってこなかったですね。
ウケグチノ ホソミ オナガノ オキナハギ。17文字で、名前がいちばん長い魚じゃないですか。たしかカワハギの仲間だったと思いますが、下あごが長くウケグチで、体が細く、尾びれが長く、翁(おじいさん)のようにひげがあるカワハギなのでこの名前が付けられたんですね。熱帯性の魚で、残念ながら日本にはいませんね。
今度私が新種を発見したら、
「〇〇〇〇〇 〇〇〇 〇〇〇〇〇〇 エツコウオ」
という19文字の名前をつけましょうね。

裸電球の下にならぶ魚の種類で季節を感じる。素敵ですよね。天井からぶらさがった細長い紙にハエがたくさんくっついていたりね。

アカガイの殻でままごとですか。ウケグチノ ホソミ オナガノ オキナハギさんは女性なんでしょうかね。でも、私もままごと、好きだったんですよご飯は砂だったですよね。アカガイの仲間にクマサルボウという貝がいるんですけど、有明海ではその殻をままごとではなくイイダコを獲るためのタコつぼにするんですよ。でもクマサルボウは今ではほとんど獲れなくなったみたいですけどね。
あと、水飲み鳥。ありましたよね~。あと、手の上にコインを置いて少し押したらパクっと食べる貯金箱もありましたよね。」

本当に昭和のレトロ感満載のメッセージ、ありがとうございました~。
買い物かご、マーケット、裸電球、ままごと、そして水飲み鳥・・・どれも今では見かけることもなくなりましたが、確かにあった、そして、時代は変わっても忘れてはいけないもののような気がします。
それにしても、いくつか気になる点が・・・
大富先生が、「恵津子さんの名前を使ってどんな名づけをしたか」は、ぜひラジオかラジコでお楽しみください。
そして、ままごと好きだったじゅん少年は、子供の頃、ままごとではいつも「何役」だったのか・・・?も。
そしてそして、「手の上にコインを置いて少し押したらパクッと食べる貯金箱」のおもちゃのこと、
情報をお持ちの方は、ぜひぜひととナビまでお知らせくださいませ。

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